先日、住宅デザイン学校の特別講義 建築家・竹原義二先生による「黒板授業」を自由学園明日館にて受講してきました。 竹原先生は、日本建築を丁寧に実測し、そこから読み解いた住宅設計の作法をもとに、ダイナミックな構造と自由で美しい建築を創造されております。 今回の講義では、実測した建物を黒板に見立てた大きなシートに手描きで美しく描画し、そのプロセスから生まれた住宅について解説いただきました。その姿勢と表現に、建築と真摯に向き合う情熱を強く感じました。 事前に先生の著書『竹原義二の視点』を読み込んで講義に臨みましたが、それでも「なぜそのような発想に至るのか」と何度も考えさせられました。そして建築に対する深い思索と熱い想いに圧倒されました。
なかでも強く印象に残ったのは、「建築は自由である」という言葉。構造をしっかり検討することで、建築はより自由になれるという先生の言葉に、深い感銘を受けました。 私自身も、木造の構造を現しで見せる設計が大好きなのですが、さまざまな事情から近年は露出を控えめにしていました。 今回の講義を通して、あらためて自分の設計姿勢を見つめ直す、貴重な機会となりました。 伊礼先生、竹原先生、そしてこのような学びの場を設けてくださった関係者の皆さま、本当にありがとうございました。 コメントの受け付けは終了しました。
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6月 2025
㈱POTOS DESIGN OFFICE
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