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昨日は、住まいるlab.主催の地盤セミナー「地盤はコストではなく武器」に参加しました。
講師は、地盤の専門家で工学博士でもある 合同会社for 神村 真先生。 地盤は住まいに欠かせない要素ですが、実務ではまだ分からないことが多い分野だと改めて実感しました。 毎年およそ新築住宅2,000〜2,500戸に1戸の割合で不同沈下事故が発生し、巨大地震の際には1万棟を超える液状化被害が生じ得るという現実。 数の大きさに驚くと同時に、「自分の身近でも起こり得ること」だと強く意識させられました。 液状化については、決定的な対策を講じることが難しいという点も大きな学びでした。だからこそ、建物側で被害を受けても復旧しやすいように設計を工夫することが大切だと先生は話されていました。 具体的には、土台揚げを前提としたディテールや設備の復旧がしやすい配置など、いざという時に“戻せる仕組み”をあらかじめ考えておくという考え方です。 これまで「液状化=防ぐもの」と思い込んでいた私にとっては、「復旧を前提に設計する」という発想に大きな衝撃を受けました。 また、柱状改良などの地盤改良を行った場合でも、将来の売却時には「埋設物」の扱いが問題となるため、施工前に撤去方針を合意・記録しておく必要性も指摘されました。さらに、地盤保証も万能ではなく、条件次第で適用外となる場合があることも改めて意識しました。 建築基準法改正では、確認申請時に「地盤と基礎の関係」を明示することが求められます。調査結果を踏まえて基礎計画を丁寧に説明し、設計に反映させる責任が、これまで以上に重くなると感じました。 今回のセミナーでの最大の学びは、調査 → 設計 → 説明(リスクコミュニケーション)をしっかり行うことが何より大切だということです。 改良の有無や工法の選定は設計者の判断に委ねられており、建築士としてその責任の重さを改めて痛感しました。 多くの学びをいただき、とても有意義な時間になりました。 ありがとうございました。 コメントの受け付けは終了しました。
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12月 2025
㈱POTOS DESIGN OFFICE
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