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先日、「曳家岡本」の岡本直也さんとお食事をご一緒する機会がありました。
その席で、岡本さんが今年出版された著書についてお話を伺い、「これは読まなければ」と思い読み進めました。 本書には、沈下修正の原因や各種工法の詳細な説明、その向き不向き、実際の費用、そして建築士が押さえておくべき責任や知識が、豊富な事例とともに記されています。 読み進めるほどに、沈下修正は 特別な事例 ではなく、いつどの現場でも起こり得る現実なのだと痛感しました。 特に印象に残ったのは、終盤に収録された沈下修正工事報告会・建築士による反省会、合同会社for 神村先生による特別寄稿、そしてサトウ工務店 佐藤高志さんと岡本さんの対談です。 そこでは、沈下が発生した際の責任の所在や賠償問題、施主との向き合い方、そして施工者として逃げずに問題を解決する覚悟が率直に語られていました。 私自身、これまで業務として建物の沈下に携わった経験はなく、工法の名前は知っていても、実務の知識はほぼゼロに近い状態です。 だからこそ、「もし自分の現場で同じことが起きたら…」と想像すると、恐ろしさと建築士としての責任の重さが胸に迫ってきました。 この本を読みながら強く感じたのは、こうした知識や覚悟は、地域や建物の規模に関係なく、すべての建築士に求められるということです。 沈下は誰の現場でも突然起こり得ます。その時どう行動できるか それは日頃から何を学び、どのように備えているかにかかっています。 まさに「設計者が今すぐ取り入れるべき実践の教科書」として設計者としての覚悟を新たにする一冊でした。 ありがとうございました。 コメントの受け付けは終了しました。
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12月 2025
㈱POTOS DESIGN OFFICE
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