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東京都東村山市にある、株式会社カメプラン一級建築士事務所さんのモデルハウス「オフグリッドな我が家」の見学会に参加させていただきました。 オフグリッドとは、電気・ガスなどのエネルギーインフラ網(グリッド)への依存をできるだけ減らし、自宅でエネルギーをつくり、蓄え、効率良く使いながら暮らす考え方です。 建物は、住宅街の約30坪ほどの敷地の中で、建蔽率50%・容積率80%の限度いっぱいまで活用した計画となっています。 それでいて敷地には緑が多く配置されていました。 アプローチも植栽によって視線が程よくコントロールされ、限られた敷地を効率的に使いながらも、豊かさを感じられました。 東京の住宅街に建つ住まいですが、開口部の先には随所に緑が感じられ、自然との程よい距離感がとても心地よく感じられました。 太陽光発電は南屋根に4kW、北屋根に約2kWの計約6kWを搭載し、蓄電池は14.9kWhのものを室内に設置してありました。 室内設置ではありますが、特に発熱なども感じられず、室内への影響はないようでした。 大出さんのお話を聞いて驚いたのは、一般的な住宅では給湯、次いで暖房のエネルギー消費が大きくなる一方で、この住宅では逆に「冬の電力消費量の方が夏より少ない」という点でした。 高い断熱性能と、冬の日射取得・夏の日射遮蔽によって熱負荷を抑え、さらに太陽光で発電した電気をためて使うだけではなく、お湯などの「熱」として蓄える工夫がされています。 その結果、1年間の電気代は基本料金を含めても約2万1,000円に抑えられているとのことでした。 我が家の冬の1カ月分くらいです…。 オフグリッド化の鍵は、大容量の設備を導入することではなく、まず建築側で熱負荷を減らすことにあるのだと感じました。 印象的だったのは、大きな蓄電池を入れれば良いわけではないという点でした。 実際のシミュレーションでは、 蓄電池4kWhで約83.9%、 採用された12.9kWhで約94.8%、 30kWhでも約96.9%という結果が示されていました。 容量を大きくするほど自給率の伸びは緩やかにななり、蓄電池容量を増やし続けるよりも、建物性能を高めること、そして発電している時間帯に給湯や空調へ効率よくエネルギーを使う暮らし方の工夫の方が、効果が大きいということでした。 本日のお話を伺い、改めて断熱性能や日射取得・日射遮蔽計画の大切さを感じました。
それと合わせて、発電時間帯に合わせた暮らし方の工夫によって、電力自給率100%に近づける住まいが実現できることを知ることができました。 とても貴重な機会となりました。 大出さん、マテックス社の皆様、誠にありがとうございました。 コメントの受け付けは終了しました。
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5月 2026
㈱POTOS DESIGN OFFICE
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