西国分の家 構造計算が概ねまとまりました。 大屋根の平屋で床下収納とロフトのあるスキップフロアプランとなります。 構造計算ソフト「ホームズ君」では平屋のスキップフロアには対応しておらず、2階建てとして検討しました。 1階に対して2階が小さい場合や、大屋根のプランでは、2階に多くの地震力がかかり、屋根の強い水平構面と壁量が必要となります。 また、スキップフロアプランでは高さの違うゾーンごとの偏心率や壁量等の検討も必要なため、最後は慎重に少しずつ修正を加える必要があり、スキップフロアのバランスを取るために、いろいろ試行錯誤しながら調整を行いました。 大屋根プランや、登り梁での耐力壁の高さが変わる計算、スキップフロアなどは、建築基準法上の壁量計算や品確法の計算では対応できず、許容応力度計算しか正しく計算することができないとされています。
プランを進めながら、水平構面や壁の強さのバランスを整えて配置を調整したり、基礎配筋の本数を考慮した基礎プランを検討したりと、意匠設計と並行して検討を進めないと手戻りが多くなるため、木造住宅の構造計算の内製化は必須であると感じます。 コメントの受け付けは終了しました。
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3月 2025
㈱POTOS DESIGN OFFICE
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