先日は、マスタープラン/小谷和也設計室 小谷さんによるマンションリノベーション「仲宿の家」のオープンハウスに参加させていただきました。 鉄筋コンクリート造のマンションの1室をスケルトン状態にし、国内産の木材をふんだんに使用した、縁側と小上がりスペースを持つ、とても素敵で洗練されたリノベーション物件でした。
部屋全体のプロポーションや造作家具、建具の繊細な納まり、無垢材や断熱材などの素材への細部にわたるこだわりが際立っており、 また、既存のサッシや玄関ドア、給気口などもアウターを整えることで目立たせず、機能とプロポーションの調和がとても印象的でした。 室内は各所を回遊できる設計になっており、扉を閉めていてもガラリや上部の引き戸を通して空気が流れる仕掛けが随所に工夫されています。その結果、エアコン1台で住戸全体の温熱環境が整うよう配慮されていました。 施工を担当された㈱TOIVOの社員大工さんが、キッチンを含む造作家具を大工工事で手掛けたことで、各所の取り合い部分が余分なフィラーを使わず、綺麗に納められていました。 一般的なマンションの間取りから、ここまで快適な住まいにできることに感動しました。 懇親会にも参加させていただき、施工会社㈱TOIVOのメンバーの方々や参加された方々とも色々お話しする機会をいただきました。 また、林野庁の方も参加されており、国産木材の活用やウッドファイバー断熱材の国産化について、小谷さんとの熱い議論を伺うことができました。 極力国産の材料や木材を使用し、環境にも配慮された小谷さんの考えが詰まった、素晴らしい木のマンションリノベーションでした。 新築住宅においても応用すべき点が多く、大変勉強になりました。ありがとうございました。 コメントの受け付けは終了しました。
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1月 2025
㈱POTOS DESIGN OFFICE
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