㈱トヨタトーヨー住器主催 楓構造研究所 古賀健郎さんによるセミナーを受講しました。 古賀さんは、「これからのマイホームは構造の専門家とつくる」ことで「未来を守る住まいづくりが重要である」というメッセージを強調していました。 構造解析には、一般的な許容応力度計算ではなく、有限要素法(FEM解析)という手法を用いて、より詳細な構造検討が行われているとのことです。 有限要素法(Finite Element Method)とは、工学や物理学の分野で、複雑な形状や材質を持つ物体や構造物の解析に使用される数値解析手法の一つで、物体や構造物を小さな要素に分割し、それぞれの性質を数値化して計算することで、全体の挙動を解析するようです。 この技術を用い、家をそのまま揺らす「三次元立体解析」により、実際の家の形状を再現し、建物がどのように揺れるのかを根拠を持って確認できるということを学びました。 「三次元立体解析」では2階の床や屋根の水平構面の剛性を実際に確認し、構造をより精密に検討することが可能のようです。 さらに、次世代基礎「bordo」では、基礎の地中梁という概念を取り除き、フラットなスラブを使用したシンプルな基礎設計が可能になる技術が紹介されました。
これにより、従来の基礎設計で課題となっていた人通口補強や地中梁の補強が不要となり、よりシンプルな基礎を造ることができるとのことです。 この三次元立体解析を使った「専門家による構造計算」を、今後の取り組みとして検討したいと考えています。 素晴らしい学びの機会をいただき、ありがとうございました。 コメントの受け付けは終了しました。
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10月 2024
㈱POTOS DESIGN OFFICE
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