新川の家 お引き渡しとなりました。 オーナー様と初めてお会いしたのは、約3年前になります。 5年ほど前からお住まいづくりをご検討され、数社をご覧になったうえで当社にお越しいただき、 「家づくりのパートナーを探し始めてから2年間で、初日に“ここだ!”と思えたのは本当に岡地さんが初めてです!」 と、大変うれしいお言葉を頂戴しました。 お住まいづくりに携わることができ、とても光栄であるとともに、心より感謝の気持ちでいっぱいです。 お子様がデッキで楽しそうに遊んでいる姿がとても微笑ましく、また、お子様から素敵なお手紙をいただき、思わず涙が出そうになってしまいました。 ありがとうございました。 新川の家は、耐震等級3、Ua値=0.25W/(m²・K)の断熱等級7、C値=0.3cm²/m²を達成した高気密・高断熱の省エネルギー住宅です。
自然素材を多く使用し、永く安心して暮らしていただけるお住まいとなりました。 これからもご家族皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。 改めまして、竣工おめでとうございます。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 昨年4月から構造塾のマスターコース(構造計算技術者の育成コンサルティング)を受講し、約1年間の学びが終了しました。 講義では、佐藤塾長が構造計算書や木造軸組工法住宅の許容応力度設計(通称グレー本)の解説を繰り返し行い、読んだだけでは理解しづらいグレー本の内容や構造設計の考え方を、スケッチや資料をもとにイメージしやすく丁寧に説明してくださいました。 また、実務で生じるさまざまな疑問について質問できる環境があり、他の受講者の質問を聞くことでも知識の幅が広がりました。私自身も多くの質問をさせていただき、それに対する回答が大変勉強になりました。 本日4月1日より建築基準法が改正され、新たな壁量計算の方法がはじまりました。
建物の屋根や壁の重さに対する柱の長さの規定などが細かくなり、より複雑になりましたが、許容応力度計算を軸にした設計を行うことで、建築基準法改正による細かい変更に左右されることなく、合理的な設計が可能になると思います。 壁量計算では対応しきれない勾配屋根や高さの違う耐力壁、水平構面の強度バランス、スキップフロアやL型の不整形な建物の設計も、許容応力度計算によって適切に検討できます。 こうした要素を考慮するには、壁量計算では限界があり、許容応力度計算が必要不可欠です。 つまり、「きちんとした設計をする」=「許容応力度計算をする」という考え方に結びつきます。 マスターコースでは細かな計算演習は行いませんが、構造計算の根拠となるグレー本の内容を少しずつ理解することで、構造計算書を読み取る力がつき、構造計算を行った際に発生するエラーにも対応できるようになり、初期設計から無駄のない安全で合理的なプランを立てられるようになると思います。 この1年間の学びを振り返ると、構造設計の考え方そのものを深める貴重な機会だったと感じます。 繰り返しの解説を通じて理解を深め、実務に活かせる知識として少しずつですが定着させることができたと思います。 今後も引き続き学びながら、より良い設計を目指していきたいと思います。 |
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4月 2025
㈱POTOS DESIGN OFFICE
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