|
今年は、本当に多くの方々との出会いがあり、 その一つひとつから新しい学びをいただいた一年でした。 たくさんの方々に支えていただき、 こうして一年を無事に終えられることに、心より感謝しております。 本当にありがとうございました。 来年も、皆さまにとって幸多き一年となりますよう、
心よりお祈り申し上げます。 どうぞ良いお年をお迎えください。 我が家で使っているセブンチェア。 購入してから、16年になります。 先日、バキッという音とともに、座面が外れました。 接合部を確認すると、 中心に短いビスが1本あり、 それ以外は接着剤で固定されている構造でした。 外れた部分を合わせ直し、 強力両面テープと、ビスでしっかり固定しました。 ガタつきもなく、問題なく使えています。 直して、また使う。
良いものを長く使うことは、 暮らしそのものを丁寧に重ねていくことだと思います。 西国分の家 屋根のSGL鋼板(次世代ガルバリウム鋼板)葺きが行われました。 金属屋根材の裏面側にビブレスルーフシートを施工しています。 このシートは、屋根用防振・制振シートで、 雨粒が屋根に当たった際に発生する高音域の響きを抑え、 室内に伝わる雨音を大きく低減してくれます。 ビブレスルーフシートの振動音低減確認した動画です。 屋根の上からは、榛名山と白く色づいた浅間山を望むことができました。 ここ数日は強風や降雨に見舞われましたが、
無事に年内に屋根を吹き終えることができ、 安心して年末を迎えることができます。 年末ぎりぎりまでご尽力いただいた協力業者の皆さま、 本当にありがとうございました。 西国分の家 外壁の耐力面材の施工が進みました。 今回は、構造の安全性を高めるため 制震テープ を採用しています。 制震テープは、 柱や梁などの軸組みと耐力面材の間に貼り込んで施工します。 地震時には、柱・梁と面材の間にわずかなズレが生じますが、 制震テープに用いられている 粘弾性体 がそのズレを吸収し、 揺れのエネルギーを熱に変換して減衰させる 役割を持ちます。 耐震性能が「壊れにくさ」を担うのに対し、 制振は「揺れそのものを抑える」ための考え方です。 外壁の耐力面材にはハイベストウッドを採用しました。 ハイベストウッドは構造用MDFをベースとした耐力面材で、透湿性能も高く、壁体内の湿気を適切に逃がしやすい点が特徴です。 本計画では、許容応力度計算を行ったうえで、耐力壁の配置や壁倍率を部位ごとに調整しながら建物全体のバランスを計画しています。 また、柱と耐力面材の間に制震テープを介して施工しているため、念のためハイベストウッドとして取得されている大臣認定の壁倍率は使用せず、構造用MDFとして構造計算を行っています。 構造計算上は、あくまで耐震等級3として確実に成立させることを前提とし、
そのうえで制振テープによる揺れの低減効果をプラスしています。 耐震で「倒れない・壊れない」構造を確保し、制振で「揺れを抑える」。 「耐震等級3+制振」 という考え方を軸に、長く安心して住み続けられる住まいを目指しています。 西国分の家では、屋根の付加断熱工事が進んでいます。 屋根の外張り断熱材には、ネオマフォーム使用します。 45mm × 2枚構成とし、1枚目の断熱材の上に、垂木を固定するための木下地を設置しています。 断熱性能を確保しつつ、構造的にも無理のない納まりとなるよう検討しました。 断熱材の敷き込みが完了した後、3次防水となる透湿ルーフィングを施工します。 通常の屋根防水層の下に、もう一層防水層を設けることで、 万が一の漏水に備えた防水性能を確保しています。 続いて屋根の垂木を設置し、その上から野地合板を張っていきます。 この垂木の高さが、屋根通気層となる構成です。 深い軒の屋根が架かると、建物のボリューム感が一気に増し、きれいなフォルムが現れてきました。 建て方から3日ようやく屋根下地工事が完了です。
天候にも恵まれ、無事に進めることができました。 現場の皆さま、本当にありがとうございます。 昨日は「西国分の家」の建て方でした。 天候にも恵まれ、無事に工事をスタートすることができました。 屋根荷重を担う、化粧棟木。 構造材でありながら、仕上げとしても見える重要な部材です。 棟木と繋がる登り梁の架構。 力強く美しい構成になっています。 軸組が整ってきた段階でドローンによる空撮を行いましたが、 風が強かったため、その後は安全を優先し空撮を取りやめました。 軸組の垂直を確認。 風の影響を受けにくい重い下げ振りで、ミリ単位の精度を確保します。 屋根は落とし込み垂木の納まり。 垂木の上に構造用合板を張り、屋根の水平構面を形成します。 屋根から望む榛名山が、とても綺麗でした。 屋根合板は気密処理を行います。 綺麗に整った登り梁の小屋組み 垂木もこのまま現しにしたいくらい綺麗に並びます。 日がだいぶ短くなりましたが、無事に建て方作業を終えることができました。 大工さんに祝詞をあげていただき、無事に上棟となりました。 上棟おめでとうございます。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。 西国分の家 土台設置工事がスタートしました。 土台、大引は群馬県産のヒノキ材 現場に搬入された構造材について、含水率の確認を行いました。 建築基準では木材の含水率は20%以下で使用することが望ましいとされていますが、納入された材料は概ね10%前後と、非常に安定した状態でした。 含水率が低い木材は、施工後の寸法変化が少ない 反り・割れなどの変形が起きにくい 接合部の精度が高まり、構造性能が安定する といったメリットがあります。 土台・大引を組みながら、接合部にはホウ酸による防蟻処理を施しています。 組み立てと同時進行で散布することで、細部まで確実に処理が行き届きます。 ホウ酸は揮発せず、劣化しにくい特徴があり、長期間にわたり木材をシロアリから守ることができます。 建て方作業をスムーズに進めるため、床面には構造用合板の仮敷きを行っています。
安全かつ効率良く建て方に進む準備が整います。 少し遅くなってしまいましたが、毎年恒例となっている 柱 に今年の成長を刻みました。
今年はちょうど出張の日と娘の誕生日が重なってしまい、すっかり忘れてしまうという痛恨のミス… 本当に申し訳ない気持ちでいっぱいですが、あらためて家族でゆっくりと印を付けることができました。 結果は、昨年より 3センチほど成長。 左側が娘の刻み、右側は兄貴の刻みなのですが、見比べてみると 兄貴が13歳だった頃の高さとほとんど同じ位置になりました。 子どもの成長は、本当にあっという間ですね。 毎年の記録を見ると、成長の変化がよく分かります。 来年はどれくらい伸びるのか、また楽しみにしたいと思います。 4月にお引き渡しさせていただいた桐生市・新川の家のお施主さまから、とても嬉しいご報告をいただきました。 11月の電気代です💡 流石に春とは差が出てきましたね😁💦 屋根の勾配が緩く、冬の日射角度と相まって効率も落ちている様でしょうか🤔 それでも、今現在、無暖房でリビング25℃、無暖房だと1番寒いはずの寝室が24℃です✨ 本当素晴らしいです✨ このメッセージをいただいたのは夜の20時30分ごろ。
その日の最高気温はおおよそ8℃、関東でも冷え込みが強く、一日じゅう風の強い日でした。 外気温は2〜3℃。体の芯から冷えるような「冬本番」の夜です。 そんなコンディションの中で、無暖房でリビング25℃・寝室24℃。 最も冷えやすいはずの北西の寝室までしっかり暖かさが守られているというご報告に、こちらまで嬉しくなってしまいました。 また、こちらのお施主さまは、毎月、電気使用量のデータとあわせて、住まいの状況もご一報いただいています。 実際の暮らしの温熱環境を聞かせていただけることは、設計者として本当にありがたいことです。 これだけ温度が安定しているのは、冬の日射取得、そして断熱・気密性能がしっかり機能している証拠です。 外が2〜3℃まで冷え込んでも、家の中は無暖房で25℃。 計画してきた設計が、こうして日々の暮らしの「体感」として返ってくる瞬間は、設計者にとって何よりのご褒美です。 引き続き、月々のご報告を楽しみにしております。 そして何より、こうして快適に暮らしていただけていることが、本当に嬉しく思います。 ありがとうございます。 新潟で活動されている ネイティブディメンションズ一級建築士事務所・鈴木さん が手掛けられている物件と、ご自邸を見学させていただく貴重な機会をいただきました。 最初に、新潟で高性能住宅を手掛けられている ユースフルハウスさんの施工中の物件 を見学させていただきました。 こちらの現場では、グラスウール充填断熱の入れ方に特徴があり、将来的な横架材の収縮にも追従できる丁寧な施工方法 が採用されていました。 一般的な入れ方よりも手間はかかりますが、長期的に見ても安心できる方法で、とても参考になりました。 さらに、屋根の充填断熱にはPP紐で断熱材を支持して施工するという、シンプルで合理的な工夫 が用いられており、こちらも大変勉強になりました。 次に、鈴木さんが設計監理する二世帯住宅を見学しました。 親世帯:コンパクトな平屋 子世帯:コンパクトな総2階 親世帯に設けられた “あえて断熱をしない玄関スペース” が、玄関ドアの選択肢や自由度を高めつつ、野菜を置いたりできる実用的なスペースとしても機能しており、とても秀逸だと感じました。 鈴木さんは 外張り断熱工法を採用されており、断熱工事が完了し外装工事が進む段階。 構造の軸組が美しく計画され、フレームの力強さがとても印象的でした。 基礎高1mの床下空間。 収納としても使える高さがあり、メンテナンス性の向上という点でも非常に優れた空間構成でした。 昼食は、新潟の人気店「がんこ屋」さんへ。 あっさりしつつ深みのある上品なラーメンで、とても美味しくいただきました。 午後は、鈴木さんのご自邸を案内していただきました。 建坪9坪、吹き抜けを含む18坪の総2階というコンパクトなお住まいと、手前には4坪ほどの板張りのかわいらしい事務所棟。 素敵な植栽とともに並ぶその佇まいは、住宅街の中にあってもとても自然に溶け込み、心地よい存在感を放っていました。 内部に入ると、大きな吹き抜けを中心とした団らんスペースが広がり、造作テーブルは収納を兼ねた多機能なつくり。 限られた面積を最大限に生かす工夫が随所に見られます。 小さな住まいだからこそ、 各所が複数の役割を持ち、空間を重ねながら豊かな生活をつくる という設計思想がしっかりと形になっていました。 9坪というコンパクトな面積の中に LDK と水まわりが無理なく集約され、空調計画も明確で、非常に居心地の良い空間でした。 キッチンは構造材をそのまま活かした フロート型の造作キッチン。 天板はモールテックスで仕上げられ、質感がとても良く、手触りも心地よいものでした。 さらに、食洗機の代わりとして設けられたダブルシンクを“夫婦の会話の時間をつくる仕掛け”として捉えている点が、とても素敵でした。 2階は大きなワンルーム空間。 「仕切ることもできるが、あえて仕切らず一体空間として使う」 という選択がとても合理的で、コンパクトながら伸びやかさを感じる空間でした。 屋根の構造用合板は白く薄い塗装で仕上げられており、木目の強さを和らげることで優しい雰囲気に。 床のフローリングも同様に白で薄く仕上げられ、マットで柔らかい空間が成立していました。 吹き抜けを介して空気の流れをしっかりと計画した空調と、無理のないシンプルな換気計画。 さらに、1メートルの床下空間の活用方法や、外張り断熱のメリット についても多く教えていただき、とても勉強になりました。 懇親会でも多くのお話を伺うことができ、非常に貴重で濃い一日となりました。
敷地の広い新潟で、あえて “小さな住まい” を提案されている鈴木さんの思想を、実物を通して深く知ることができました。 コンパクトな住まいが持つ豊かさと奥深さを、改めて強く感じました。 お忙しい中、このような素晴らしい機会をくださった鈴木さん。 現場をご案内いただいたユースフルハウスの掛橋さん。 そして段取りいただきました家づくり舎ファミリーの庄村さん。 皆さまのおかげで、本当に貴重な一日となりました。心より感謝申し上げます。 ありがとうございました。 |
カテゴリー
すべて
アーカイブ
1月 2026
㈱POTOS DESIGN OFFICE
|
RSSフィード