折之口の家 連日の雨によりなかなか進みませんでしたが ようやく屋根のルーフィングが張られました。 透湿ルーフィングのタイベックルーフライナー ルーフィングとは屋根の下葺き材の防水シートで 屋根からの雨水侵入を最終的に防ぐ大切な役割を担います。 ルーフィングにも種類があり 一般的に使用されているアスファルトルーフィング940は 有機天然繊維を原料としたフェルト状の原紙にアスファルトを浸透被覆したシート状のもので10年程度で耐久性が低下すると言われております。 改質アスファルトルーフィングは アスファルトルーフィングを改良したもので、アスファルトの他に合成ゴムや合成樹脂を加えたルーフィングです。 耐用年数は20年程度と言われており、温度変化に強く、耐久性に優れています。 上記の2種類は非透湿の防水紙で 屋根通気などをしっかり取らないと野地板が湿気で痛み劣化が進む恐れがあります。 古い建物で屋根の野地板が抜けてしまっている原因は ルーフィングの劣化と野地板の腐朽が多いと思います。 透湿ルーフィングは湿気を透過させるので、野地板の乾燥を促進させ、野地板の腐敗や変形を防止します。 また材料の耐久性も高く長期間建物を守ります。 プランでは屋根通気をしっかりとりますので、非透湿ルーフィングでも問題ないと思いますが
建物の耐久性向上のため、良い材料を使用していきたいと思います。
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折之口の家 本日建て方でした。 緊急事態宣言で延期させていただき 雨で延期させていただき 三度目の朝も、前日の予報に反して降雨… しかし、次第に天気が回復し、とても良い建て方日和となりました。 空中戦をものともしない大工さん かっこいいですね。 2階吹き抜けの田の字フレーム 上に臨めば青空が 春には敷地内の桜の木が見えて気持ち良さそうです。 夕方までお天気は持ちこたえ 概ね建て方を完了する事が出来ました。 建物フォルムと木のフレームが美しいです。 無事上棟となりました。 お施主様ご家族が幸せであり続けるために これから完成まで精一杯尽力いたします。 本日は誠におめでとうございました。 折之口の家 来週の建て方向けて準備が進んでおります。 、土台の設置 基礎と土台の間に気密防湿のアクアパッキンを設置 外周部基礎断熱部分には土台の蟻返し アリダンTテープ を設置しました。 建物の防蟻処理として ・ホウ酸系防蟻断熱材パフォームガード ・土台の蟻返し アリダンTテープ ・木材のホウ酸防蟻処理 ・セルローズファイバーの充填断熱 としております。 主な防蟻成分は「ホウ酸」です。 ホウ酸は土壌、海水、淡水、温泉そして微量に目薬にまで身の回りのどこにでもある鉱物で 人間を始めペット等の哺乳動物、植物には微量の必須元素であり、万が一にも摂り過ぎた場合、体外に排出することができ、重篤な副作用も起こしません。 そして腎臓を持たないシロアリやゴキブリなどの下等生物の場合には、過剰摂取することで 細胞レベルでエネルギー代謝できなくなって餓死することが分かっています。 一般的な合成薬剤は5年ほどで効果が薄れるようですが、ホウ酸は鉱物由来のため、効果は水(雨)分で流れ出ない限り恒常的に作用し続け、防蟻性能が長期間維持できます。 透明無臭で空気中に揮発せず、シックハウス症候群も起こさない、人・環境にやさしい自然素材です。 折之口の家 農業用集落排水の工事が始まりました。 農業集落排水とは農村下水道とも呼ばれ、1集落から数集落を単位として実施する比較的小規模な下水道事業です。
地域によって費用負担の違いがあり 分担金を負担する事で市が敷地内に最終桝を設置する場合と、 分担金を払い、最終桝の設置も実費工事の場合があります。 今回は後者でさらに、 敷地前まで排水本管が来ておらず 実費で県道の歩道に10数メートル排水管を埋設させられるという とても大変な工事となりました。 全て実費なのに分担金て何なのでしょうかね・・・ 随分と申請に時間がかかり、ようやく工事が始まった事が何よりです。 折之口の家 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため 工事を一時中断しておりました。 お施主様は介護施設を運営され、同じ敷地内に施設がありますので、 余計なご心配をお掛けしないように、基礎の養生をかねて時間を取らせていただきました。 緊急事態宣言が解除され、先日6月19日で県をまたぐ移動が緩和されましたので、現地を確認してまいりました。 緊急事態宣言が発令されたあたりで基礎が出来上がり、しっかりと養生ができて良かったです。 少し草が生い茂ってしまいました… 基礎の打ち込み断熱材はEPS板の防蟻タイプのパフォームガードを使用し 表面保護ポリマーモルタルのショートフィラーCFを下塗りし、表面を保護しております。 難航していた農業用集落排水の許可も下り、 工事の再開に向けて動いております。 引き続きよろしくお願いいたします。 折之口の家 敷地裏にあるモクレンがきれいに色付き、とても暖かな昨日 前日に打設した基礎立ち上がりコンクリートの湿潤養生をおこないました。 コンクリートはセメントと水が反応して化合物を形成する反応(水和反応)が進むことで固まり、強度を増して硬化していきますが、硬化する初期の段階で急激な乾燥を受けるなどして、セメントの水和反応に必要な水が不足すると、強度が十分に発揮できない可能性があります。
よくコンクリートを乾かす という言葉を聞きますが コンクリートは乾いて強度が出るのではないのです。 藤岡のキッチンハウスショールームへ 見学&打合せに行ってきました。 グラフテクトキッチンをメインに打合せ
いつ来てもきれいなショールーム キッチンもシンプルできれい 選択できる器具も多くなりとても良いと思います。 コロナウイルスの影響で各種住設器具の納入が滞っているようで 諸々検討しながら進めていかなければなりませんね。 GRAFTECT https://graftekt.jp/?gclid=EAIaIQobChMImqrCtJ2h6AIVjraWCh1rvAfYEAAYASAAEgK4bPD_BwE 基礎の立ち上がりの縦筋である「あばら筋 又は せん断補強筋」 建築基準法 告示第1347号の仕様規定では、「立上り部分の主筋とせん断補強筋と緊結したものとすること」と規定されております。 緊結とは、コンクリート破損時に主筋が飛び出ないよう、あばら筋の端部にフックを設けて主筋と緊結する方法を指します。 結束線による結束は形状保持のための物と考えられるため、緊結とならないとされております。 フックを設けない方法は ・構造計算であばら筋の端部をフックなしとみて、あばら筋効果に期待せず設計して安全が確認する事 ・認定を取得した製品等の溶接による鉄筋の緊結(認定外品や単なるアーク溶接等での接合はNGとなります) となるので、構造計算等をしないで基礎配筋であばら筋にフックがなく結束線のみで施工される場合は基準法に適合していない・・・と考えられます。 瑕疵担保保険等の仕様書などフックなしの図がありますが、 「参考図」と記載があり、あくまでも「設計者が構造耐力上安全であることを確認し・・」と記載があります。 基礎の人通口なども規定がなく適当に切断されている場合が多いですが 基礎の立ち上がりは地中梁としてスラブを区画しているので スラブ大きさや開口位置、スパンによって補強筋の本数などが変わってきます。 基礎の構造設計ではスラブ区画と人通口の検討が一番大変でもあり、適当に入れたのではほぼNGとなります。 構造計算することで梁、スラブ、補強部等しっかりと計画する事ができます。 折之口の家 昨日は耐圧版のコンサート打設でした しっかりとした基礎を計画してまいります。 折之口の家 地盤補強工事が終わり、丁張がかけられて基礎工事がスタートします。 丁張とは、工事を着手する前に 建物の正確な位置や高さを出す作業のことで 水盛り・遣り方(みずもり・やりかた)とも言います。 水平に張られた貫板に壁の位置が縦横方向に記載してあり 対面する板に水糸を張って基礎の高さを確認しながら作業を進めます。 折之口の家 湿式柱状改良工事による地盤補強工事がスタートしました。 地盤の土にセメントミルク(セメント系固化材と水を混ぜたもの)を注入攪拌して、地中に柱状の改良杭をつくる工法です。 昔埋め立てられた地盤の為、地盤の沈下の恐れがあります。 しっかりと改良を行う事で不同沈下のリスクを減らし安心してお住まいになれます。 建物の中央部分に地中障害が・・ 間知石の塀のようですね その他 石やコンクリートのガラもありました こちらもしっかりと対応してまいります。 折之口の家 地鎮祭が行われました。 お日柄も良く、とても暖かな良い日となりました。 土地の開発絡みで約3年 許認可関係もようやく整い工事のスタートとなります。 良いお住まいが無事に完成できるよう尽力いたします。 おめでとうございます! それにしても昨日はとても暖かな一日でした。 敷地内の梅の花が咲き出して春の訪れを感じました。 少し前に申請したフラット35S 金利Aを耐震性で取得予定です。 耐震性能の場合、性能表示制度の耐震等級3 でも良いのですが 建物自体は許容応力度計算している事もあり、申請資料がかなり多くなりますが許容応力度計算にて申請いたしました。 構造計算書だけで520ページ位 両面印刷しても結構な量となります。 耐震性で許容応力度計算を選んだ理由は
提出先の民間審査機関も、許容応力度計算は当事務所で審査できないので他の営業所へ回しますとの事。 できれば省エネとか高耐久とかどうですか?と勧められました。 今はフラット35S金利Aの省エネ性能等級5でも 外皮面積を計算で求めない「簡略計算」でも大丈夫なので、審査も楽になりましたとの事です。 今後、外皮計算をするほうがレアケースになるのでしょうね・・・ 断熱基準も大した事ないし、外皮性能の数値だけ良くても決して冬温かい快適な住まいにはなりませんので、 温熱検討・シミュレーションもしっかり行っていきたいと思います。
折之口の家から採用するQ1住宅
新住協のQ=1.0(キューワン)住宅を「一言」でいえば超省エネの高断熱住宅です。 住宅の省エネ基準義務化は先送りされましたが、温暖化や環境問題を踏まえると これからの住宅は28年省エネ基準をはるかに超える省エネルギー住宅が必要です。 仕様を色々検討した結果、今考えられるトップランナーの基準を採用します。 Q1住宅も性能レベルがあり 新住協の計算ソフト「QPEX(キューペックス)」を使って、温熱性能レベルをシュミレーションしてみました。
q1.0住宅level-2
Q値1.07[W/㎡K] UA値0.33[W/㎡K] 屋根断熱は登り梁210内に高性能グラスウール充填+外張りボード断熱 壁断熱は高性能グラスウール105+付加断熱105さらに外断熱システムフォルテのトリプル断熱 耐震等級3の構造計算を行いながら施工方法も色々と検討し造り込んでいきます。
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