|
昨日は郡山市にて、住まいるLab. 主催の勉強会に参加してきました。 講師は、株式会社金内勝彦設計工房の早坂さん。 早坂さんは、設計・申請業務に加え、地盤解析や構造計算、さらに第三者としての現場品質監理も行っておられます。 今回の勉強会では、今年4月に改正された建築基準法について、施行から3か月が経過した現在の審査状況を踏まえたお話をしてくださいました。 特に、法改正によって顕在化してきた「設計者・監理者の責任」についてのお話が印象的でした。 法律文には、「設計者の判断」や「構造計算によって安全を確認」といった文言が随所に見られます。これらを読み解くと、適切な設計を行うためには、やはり構造計算が不可欠であるという結論にいたります。 また、法改正により明記された「鉄筋のフック」に関しても、「審査はしない」というだけで、「省略してよい」という意味ではありません。
設計者が構造計算を行い、その上で安全性を確認したうえで、省略の判断をする必要があるという、重い責任が伴います。 セミナーでは、実務における質疑応答や、実際の現場で起こっている具体的な事例を、豊富な画像とともにご紹介いただきました。 建築士としての責任の重さを、改めて実感する機会ともなりました。 また、見落としがちなポイントにも多く気づかされ、大変有意義で、実務に直結する学びの多い時間となりました。 ありがとうございました。 Comments are closed.
|
カテゴリー
すべて
アーカイブ
10月 2025
㈱POTOS DESIGN OFFICE
|
RSSフィード