昨日は松島匠建さんの伊勢崎の現場にて、エディフィス省エネテック株式会社 改正社長による第一種換気「VENTOsan ヴェントサン」の説明と実測にお邪魔させていただきました。 「VENTOsan ヴェントサン」は、1999年にドイツで開発されたデセントラル(分散型セントラル)換気システムです。建物全体に分散配置した壁付け熱交換ユニットを1台のコントローラーで集中制御するシステムで、当社でも採用実績のあるダクトレス第一種換気となっています。 部品の構成や説明、施工上の要点などについて細かくご説明いただきました。 今回、説明を聞いて特に素晴らしいと感じたのは CO2デマンドコントロール機能 CO2センサーと連動して、部屋の中のCO2濃度が増えると風量を上げて快適な空気環境を保つ機能。 凍結防止(給気温度コントロール) 給気温度の低下を温度センサーが感知すると、自動的に排気運転になり、凍結や結露を予防する機能。 長期間の部品供給 販売開始から約25年が経過しても、基本的な構造を変えず初期の機器への部品供給を行っている点。 リサイクルへの配慮 部材をしっかりと分別処分できるように配慮された部品設計。 特にファンに設置された凍結防止用の温度センサーについては、ドイツでは全く説明されないとのことですが、こうした細やかな配慮が素晴らしいと感じました。 ファンの実測状況 70秒ごとにファンが連動して反転し、給排気が切り替わります。通過する給排気の熱を蓄熱エレメントに蓄積・回収しながら換気を行っています。 その後、場所を移してperiwinkle 深澤さんのご自宅にお邪魔しました。 自立研関東ゼミの第3回発表会の後、改正さんがご自宅の空調改善のため実測を行っており、お手伝いができればと思い伺いました。 美味しいコーヒーを淹れていただきながら、換気や建築についてさまざまなお話をさせていただきました。
また、同時給排のレンジフードを採用した場合の改善案や、ケストレルの測定面の前後による風量に差が出るなど、新たな発見もあり、とても有意義な時間となりました。 ありがとうございました。 コメントの受け付けは終了しました。
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1月 2025
㈱POTOS DESIGN OFFICE
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