矢原の家
地盤改良工事を行いました。
今回採用したのは、砕石を使用する「エコジオ工法」です。

エコジオ工法は、自然素材である砕石のみを使用するため、セメント系固化材を用いた地盤改良とは異なり、将来建物を解体した際にも土中にコンクリートなどの埋設物が残りません。
また、排水性にも優れ、環境や土地の将来性にも配慮された工法です。

今回、実際に施工の様子を見ていて特に驚いたのは、発生残土がほとんど出ないことでした。
施工方法は、専用のケーシングを地中へ圧入し、その際に掘削した土は外へ搬出するのではなく、周囲の地盤へ押し広げるように移動させます。その後、ケーシング内へ砕石を投入し、専用の装置で締め固めながら砕石杭を築造していきます。

土を掘り出して入れ替えるというよりも、地盤を締め固めながら砕石を圧入し、支持力を高めていくイメージです。そのため、残土の発生を大幅に抑えながら、効率よく地盤改良を行うことができます。
今回は長さ約2.5mの砕石杭を45本施工しましたが、作業はわずか1日で完了しました。施工性にも優れており、工期の短縮につながる点も、この工法の大きな魅力だと感じました。
さらに、施工時に仮設電気や仮設水道をほとんど使用しないため、現場への負担が少なく、環境にも配慮された工法であることも大きな特徴です。
建物が完成すると見えなくなってしまう部分ですが、地盤調査の結果や敷地条件をしっかりと検討し、安心して暮らせる住まいづくりを進めてまいります。