新川の家 お引き渡しとなりました。 オーナー様と初めてお会いしたのは、約3年前になります。 5年ほど前からお住まいづくりをご検討され、数社をご覧になったうえで当社にお越しいただき、 「家づくりのパートナーを探し始めてから2年間で、初日に“ここだ!”と思えたのは本当に岡地さんが初めてです!」 と、大変うれしいお言葉を頂戴しました。 お住まいづくりに携わることができ、とても光栄であるとともに、心より感謝の気持ちでいっぱいです。 お子様がデッキで楽しそうに遊んでいる姿がとても微笑ましく、また、お子様から素敵なお手紙をいただき、思わず涙が出そうになってしまいました。 ありがとうございました。 新川の家は、耐震等級3、Ua値=0.25W/(m²・K)の断熱等級7、C値=0.3cm²/m²を達成した高気密・高断熱の省エネルギー住宅です。
自然素材を多く使用し、永く安心して暮らしていただけるお住まいとなりました。 これからもご家族皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。 改めまして、竣工おめでとうございます。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 昨年4月から構造塾のマスターコース(構造計算技術者の育成コンサルティング)を受講し、約1年間の学びが終了しました。 講義では、佐藤塾長が構造計算書や木造軸組工法住宅の許容応力度設計(通称グレー本)の解説を繰り返し行い、読んだだけでは理解しづらいグレー本の内容や構造設計の考え方を、スケッチや資料をもとにイメージしやすく丁寧に説明してくださいました。 また、実務で生じるさまざまな疑問について質問できる環境があり、他の受講者の質問を聞くことでも知識の幅が広がりました。私自身も多くの質問をさせていただき、それに対する回答が大変勉強になりました。 本日4月1日より建築基準法が改正され、新たな壁量計算の方法がはじまりました。
建物の屋根や壁の重さに対する柱の長さの規定などが細かくなり、より複雑になりましたが、許容応力度計算を軸にした設計を行うことで、建築基準法改正による細かい変更に左右されることなく、合理的な設計が可能になると思います。 壁量計算では対応しきれない勾配屋根や高さの違う耐力壁、水平構面の強度バランス、スキップフロアやL型の不整形な建物の設計も、許容応力度計算によって適切に検討できます。 こうした要素を考慮するには、壁量計算では限界があり、許容応力度計算が必要不可欠です。 つまり、「きちんとした設計をする」=「許容応力度計算をする」という考え方に結びつきます。 マスターコースでは細かな計算演習は行いませんが、構造計算の根拠となるグレー本の内容を少しずつ理解することで、構造計算書を読み取る力がつき、構造計算を行った際に発生するエラーにも対応できるようになり、初期設計から無駄のない安全で合理的なプランを立てられるようになると思います。 この1年間の学びを振り返ると、構造設計の考え方そのものを深める貴重な機会だったと感じます。 繰り返しの解説を通じて理解を深め、実務に活かせる知識として少しずつですが定着させることができたと思います。 今後も引き続き学びながら、より良い設計を目指していきたいと思います。 今日、息子が大学進学のために家を出ました。 後期試験で合格が決まったのが約10日前。 申し込んでいた寮にも無事入れることが決まり、最低限の準備だけで済んだのは助かりました。 それでも、あれこれと支度を進めるうちに、少しずつ寂しさが募ってきました。 そして今日、妻と一緒に駅まで送りました。 あっさりと改札を抜けていく息子。 涙もろい私たち夫婦ですが、意外にも妻はにこやかに見送っています。 一方で私は、涙をこらえるのが精一杯でした。 行き先はすぐ隣の県… 決して遠くはありません。 それでも、18年間一緒に過ごした息子が旅立つとなると、胸がいっぱいになります。 これから、たくさんのことを学び、楽しい大学生活を送ってほしい。 息子を見送ったのは、最寄りのJR国定駅。
目黒蓮さんと川口春奈さん主演のドラマ『silent』の撮影が行われた、隠れた聖地でもあります。 新川の家 オープンハウスを開催させていただきました。 現在、お住まいづくりを進めているお客様や、見学を希望された建築関係の方々にご来場いただきました。 開催にご協力いただいたお施主様、そしてお越しいただいた皆様に、心より感謝申し上げます。 木材や塗り壁の温かみのある質感に、お気に入りの家具を設えた、素敵な建物に仕上がりました。 3月8日は薄曇りで、気温も最高6℃程度と低く、午後からは小雪がちらつく寒い日でした。しかし、前日から試運転していた床下エアコンを朝9時に停止しても、室温は21℃程度を維持し、一日無暖房でもとても暖かく過ごせました。
快適な空間をご体感いただけたことと思います。 誠にありがとうございました。 新川の家 ウッドデッキが設置されました。 フレームは桧材でウッドロングエコ水槽浸け塗りした物を、ポーチ柱を利用して挟み込むように根太組み 束の下部には耐候性ゴムをはっております。 二次元の図面では表現しきれい部分も多く 大工さんとSketchupでファイルを共有し、確認しながらスムーズに作業が進められました。 久しぶりに10㎝くらいの降雪となりました 足元の悪い中作業していただき本当に感謝です。 デッキ材は屋久杉の38㎜ ウッドロングエコ水槽浸け塗り とても良い質感です。 デッキ先端の階段部分 雨ざらしとなる部分は マルチポストの束に お守りの防水シート 基礎パッキンを下に仕込んで耐久性向上を期待します。 デッキが張りあがりました。 とても良い仕上がりです。 最後に木製スクリーンも設置され、木工事及びデッキが完成です。
とても綺麗に仕上がりました。 ありがとうございました。 新川の家 気密測定を行いました。 結果は、C値=0.3cm²/m² 良い結果が得られました。 C値(相当隙間面積)とは、家の延床面積に対する「隙間面積」の割合を示す数値です。
床面積1㎡あたりに何㎠の隙間があるかを表す指標となります。 隙間相当面積は31㎠ 一辺約5.6㎝角の隙間となります。 新川の家は Ua値=0.25W/(m²‣K)、断熱等級7 C値=0.3cm²/m²の高気密高断熱住宅となります。 西国分の家 構造計算が概ねまとまりました。 大屋根の平屋で床下収納とロフトのあるスキップフロアプランとなります。 構造計算ソフト「ホームズ君」では平屋のスキップフロアには対応しておらず、2階建てとして検討しました。 1階に対して2階が小さい場合や、大屋根のプランでは、2階に多くの地震力がかかり、屋根の強い水平構面と壁量が必要となります。 また、スキップフロアプランでは高さの違うゾーンごとの偏心率や壁量等の検討も必要なため、最後は慎重に少しずつ修正を加える必要があり、スキップフロアのバランスを取るために、いろいろ試行錯誤しながら調整を行いました。 大屋根プランや、登り梁での耐力壁の高さが変わる計算、スキップフロアなどは、建築基準法上の壁量計算や品確法の計算では対応できず、許容応力度計算しか正しく計算することができないとされています。
プランを進めながら、水平構面や壁の強さのバランスを整えて配置を調整したり、基礎配筋の本数を考慮した基礎プランを検討したりと、意匠設計と並行して検討を進めないと手戻りが多くなるため、木造住宅の構造計算の内製化は必須であると感じます。 新川の家 珪藻土塗りが完了しました。 KEISOUDO-PLASTER 自然素材の珪藻土・ゼオライト・シラス・漆喰・等々がバランス良くブレンドされ、室内の空気環境を清浄化します。 ホワイトのCOTTONはマットで綺麗な仕上がりです。 完成が楽しみです。
新川の家 ウッドデッキ材の木材保護塗料「ウッドロングエコ」 床材と下地材が結構な量となるので 水槽浸け塗りを行っていただきました。 床材には屋久杉デッキ材 骨組みには桧材を採用しました。 通常、刷毛やローラーで塗布することが多いですが、 今回は施工効率を考え、大きな水槽にウッドロングエコの溶液を用意し、 木材を丸ごと浸ける方法を採用しました。 これにより、短時間で均一に塗布でき、 木材の内部までしっかりと成分が浸透します。 塗布後の木材は、しばらく乾燥させてから施工に使用します。
乾燥するにつれ、独特の風合いが現れ、 経年変化による味わいが楽しめるのもウッドロングエコの特徴です。 今回の水槽浸け塗りによって、より長持ちするウッドデッキになることを期待しています。 西国分の家 地盤調査を行いました。 SWS試験(スクリューウエイト貫入試験)は、建築物の基礎設計に必要な地盤の強度や支持力を調査するための試験方法の一つです。 戸建て住宅や小規模建築物の地盤調査として広く採用されています。 SWS試験では、先端にスクリュー(ねじ状の羽根)が付いたロッド(鉄棒)を地面に垂直に立て、 25kg・50kg・75kg・100kgの荷重のみで沈下(自沈)するかを確認し、次にスクリューを25cm貫入させるために必要な回転数を測定します。 回転数が多いほど地盤が硬いことを示し、荷重のみで貫入する場合は軟弱地盤の可能性が高くなります。 翌日には結果が出まして、良好な地盤であることが確認できました。
ありがとうございました。 新川の家 木工事が概ね完了し キッチンと製作家具が設置されました。 キッチンの対面カウンター 調理台 レンジ収納 ゴミ箱スペースと多機能なカウンターとなります。 キッチンの横には家電収納とワークテーブル 製作家具は搬入設置を考慮して、壁際などのクリアランスを多く取る場合がありますが、 現地合わせで調整していただき、ぴったりと納めていただきました。 タイルも張られキッチン周りが整ってきました。 洗面家具も設置されました 右下部には床下用のエアコンが格納されます。 仕上がりが楽しみです。
西国分の家
地縄張りを行いました。 「地縄」とは、縄やロープなどを用いて、建物の位置を地面に示すことです。 地縄張りの目的は、設計図上の建物の位置が敷地内で適切かを確認することです。 隣地境界や道路との関係を見ながら、問題がないかチェックします。 「地縄マジック」という言葉があります。 これは、地縄を張った状態で建物の大きさを見ると、実際よりも小さく感じる現象のことを指します。 人間の視覚には、平面よりも奥行きのある空間を広く感じる特性があるようです。 そのため、壁や天井のない地縄の状態では、周囲の広い敷地と比較することで、建物が小さく感じるようです。 今回は平屋計画ということもあり、地縄の状態でもとても広く感じました。 もくしるべ・わたらせきになる会 見学イベントに参加しました。 群馬県伊勢崎市の剛工務店 生形さんを中心に始まった「もくしるべ」と、みどり市で活動する「わたらせきになる会」が主催し、みどり市の山、木材、その利用方法の見学をさせていただきました。 まずは「わたらせきになる会」のメンバーである木村木材㈱の木村さんが代表理事組合長を務める「わたらせ森林組合」の加工センターを見学しました。 広大な敷地にはたくさんの丸太が並んでいます。 こちらでは、森林資源の適正育成のため造林・育林・間伐・伐採などを行い、また地域材の流通コスト削減や安定した供給を目指して活動されています。さらに、地域材の多様な利活用促進や、木質バイオマス利用による地域内での経済・エネルギー循環を推進しています。 製材時に反りや曲がりなどの理由で集成材として使用されなかったB・Cグレードの杉材も、未乾燥ながらまとめて購入することで手頃な価格で利用可能です。ストックや乾燥スペースがあれば、非常にお得です。 また、ここではペレットストーブの燃料も生産しており、木材は皮や細かな端材まで幅広く利用されています。 加工センターでは凄腕の加工職人さんが富岡製糸場に納品されるベンチを作成しておりました。 次に、草木ダム直下にある木工工房「わらべ工房」を訪れました。 壮大な草木ダムの下にあり、桜のお花見や迫力のある放流が楽しめる自然豊かな場所です。 こちらでは、みどり市産の木材を使用した木工製品の販売や木工体験、製材を行っています。 糸ノコや丸ノコ、電動ドライバーなどの各種木工器具が揃い、1度に20人程度作業できるスペースもあるため、夏休みには子どもたちの課題制作スポットとしても人気のようです。 続いて、みどり市の木材からエッセンシャルオイルを抽出している「foreal」さんを訪問しました。 元林業家の伊藤さんが、伐採後に使用されない木の部位をエッセンシャルオイルの製造・販売に活用する取り組みをされています。 木材からオイルを抽出する工程についても説明をいただきました。 まず、使用する木材の部位の説明がありました。 伐採後に廃棄されてしまう部位を有効活用しています。 さらに、薪割り体験もさせていただきました。実際には薪割り機を使用して作業が進められます。 薪割り後の乾燥した材木を粉砕する際、ヒノキのとても良い香りが漂いました。 抽出工程についても詳しい説明を受けましたが、この日は連日の雨で天然水が確保できず、抽出作業は行われていませんでした。 続いて、山中で皆伐されている現場を見せていただきました。 杉で覆われた山林は、戦後から約60年前に植えられたものが多いそうです。 山林は放置すると木が密集し、十分な日当たりが得られず、細く弱い材しか育ちません。 そのため、一旦伐採を行い、新しい苗を植えることで未来へつなぐ活動をされています。 林業家さんから、「土地も企業承継のように、誰かが管理して使わなければならない。植えた木はしっかりと活用しないといけない」とのお話を伺いました。 最後に、みどり市大間々町にある近藤酒造さんの酒蔵見学をさせていただきました。 近藤酒造さんは明治8年(1875年)創業で、今年で150年を迎えます。いくつもの賞を受賞している銘酒「赤城山」を製造販売されています。 築150年になる酒蔵では、立派な梁や棟木が使用されています。 赤城山から引かれた天然水を使用し、原材料は「お米とお水のみ」。材料と製法にこだわり抜いたお酒です。 また、ブクブクと発酵途中の「もろみ」の攪拌体験もさせていただきました。 新川の家 太陽光パネルが設置されました。 容量は5.74kwとなります。 ホームズ君パッシブ設計の使用電力量のシミュレーションで確認してみると 年間発電量 5890kWh(自家消費量1783kWh 売電量4107kWh) 年間電気使用量 6794kWh 年間購入電気量 905kWh メーカーの発電量シミュレーションは年間 6835kWh 過去のデータから実際の発電量は
メーカー発電シュミレーションの約10~15%増し位 ホームズ君のシュミレーションよりも約20~30%増し位になってます。 おひさまエコキュート採用で自家消費も増えるでしょうから リアルZEHになると思います。 昨年末からインフルエンザが猛威をふるい、予防のため加湿が提唱されています。 冬は室内が乾燥しやすく、加湿器を使用する方も多いでしょう。 そこで、冬の入浴後に発生する浴室の湿気を有効活用し、室内の加湿効果を得る方法を検討しました。 画像左側は浴室内に風を送る循環ファン 右側は排気時に使用する換気扇です。 排気に使用する換気扇は清掃時や中間期などに使用します。 循環ファンの仕組み 浴室の循環ファンは、浴室の乾燥を促進するために室内の空気を取り込み、風を吹き出して水蒸気を室内に循環させる仕組みです。 これにより、夏季はエアコンで除湿し、冬季は加湿効果を得ることができます。 また、浴室の入口前にサーキュレーターを置き、浴室内に風を送ることで、循環ファンと同様の効果を得ることが可能です。 サーキュレーターやファンがなくても扉を解放しておくだけでも空気は循環します。 1回の入浴で得られる加湿効果 入浴後に浴室で発生する水蒸気量をSwitchBot温湿度計を元に計算しました。 1回目入浴後(20:39)の浴室温湿度:26.5℃ / 97%(絶対湿度: 24.28g/m³) リビング(同時刻)の室内温湿度:23.6℃ / 46%(絶対湿度: 9.78g/m³) 絶対湿度g/m³は空気1m³中に含まれる水蒸気量 絶対湿度差: 24.28g/m³ - 9.78g/m³ = 14.5g/m³ 浴室の気積: 1.6m × 1.6m × 2.15m = 5.5m³ 水蒸気量: 5.5m³ × 14.5g/m³ = 約80g 浴槽の蓋を閉じ、浴室および洗面脱衣室の扉を開けて水蒸気を循環させると、1回の入浴で約80gから100gの水蒸気(コップ1杯くらい)が室内に循環されます。 さらに、浴室床面に残った水分(実測で約250g)も数時間かけて蒸発します。 4回入浴した場合の加湿効果 4人家族が順に入浴した場合、リビングの温湿度変化を測定しました。(エアコンおよびトイレ換気扇稼働) 1回目入浴後(20:39): 23.6℃ / 46%(絶対湿度: 9.78g/m³) 4回目入浴の40分後(23:00): 23.8℃ / 51%(絶対湿度: 10.97g/m³) 絶対湿度差: 10.97g/m³ - 9.78g/m³ = 1.19g/m³ 室内総気積: 288.5m³ × 1.19g/m³ = 約343gの加湿量 また、水が水蒸気に変わる際の気化熱は2442kJ/kgです。したがって、343gの水が蒸発する際に必要な熱量は、 343g × 2442kJ/kg ÷ 1000 = 837kJ 1Whは3.6kJに相当するため、837kJ / 3.6kJ/Wh=232.5Wh 入浴時間を除く1時間位で、約232Wの熱エネルギーを使用せずに加湿効果を得られることがわかりました。 換気扇を使用した場合の損失 浴室の湿気を換気扇で排出した場合の損失を計算しました。 換気量: 60m³/h(1時間運転を想定) 外気温湿度: 5.4℃ / 77%(絶対湿度: 5.37g/m³) 室内温湿度: 23.6℃ / 46%(絶対湿度: 9.78g/m³) 室内から排出される水蒸気量: 9.78g/m³ × 60m³ = 約587g 外気から取り込まれる水蒸気量: 5.37g/m³ × 60m³ = 約322g 水蒸気の減少量: 587g - 322g = 約265g 熱損失: 60m³ × 温度差(23.6℃ - 5.4℃)18.2K × 0.34W/m³K = 約371W 浴室の湿気を室内に循環させることで、約343gの水蒸気を加湿し、232W分のエネルギーを節約できます。一方、換気扇を使用すると、約265gの水蒸気と371Wの熱が失われます。湿気を循環利用することで、冬場の乾燥対策と省エネルギー効果が期待できます。 浴槽の蓋を開けて残り湯のエネルギーを利用 加湿量が多くなるため注意が必要ですが、入浴後のお風呂の残り湯が持つエネルギーを計算しました。 浴槽のお湯の量: 150L(150kg) 湯温の変化: 37℃ → 約23℃(12時間後を想定) 温度差: 14℃ 水の比熱: 4.2kJ/kg・K(Kは温度差) エネルギー量: 150kg × 4.2kJ/kg・K × 14K = 8820kJ また、水の蒸発潜熱は2442kJ/kgであるため、 蒸発する水量:≒ 8820kJ ÷ 2442kJ/kg ≒ 3.61kg(約3.6L) これにより、12時間で約3.6Lの水分が蒸発します。電気や熱を使用せず、1時間あたり約300gの加湿効果を得ることが可能です。これは、一般的な加湿器を使用した場合とほぼ同等の効果といえます。 注意点 浴室の湿気を室内に循環させる時に何点か注意点があります。
ツールの紹介
絶対湿度を計算する際には、以下のアプリが便利です。温度と相対湿度を入力するだけで、絶対湿度を計算できます。 空気の計算機 - iOSアプリ 湿度計算機 (サイトリンク) 絶対湿度計-iOSアプリ switchbot温度計との連携で便利 新年明けましておめでとうございます。 昨年は、多くの方々に支えられ、たくさんの学びと出会いをいただいた一年でした。 心より感謝申し上げます。 本年もどうぞよろしくお願い致します。 今年一年も無事に、そして健康に過ごせるよう願いを込めて、桐生市の比呂佐和神社へ初詣に行って参りました。 おみくじは 小吉 その中には「心を誠にし身を慎んで勉強すれば草木が天の恵の雨露を得て栄える如く次第に幸福が増して嬉しい事があります」と書かれていました。 今年も、この言葉を胸に、色々と考え、学びながら進んでいきたいと思います。 元旦には、家の前の通りをニューイヤー駅伝が通ります。
このイベントを毎年楽しみにしており、今年も選手たちの姿を間近で応援できるのが嬉しいひとときです。 2025年が皆さまにとって素晴らしい一年となりますように! 今年も残すところ、あと僅かとなりました。
たくさんの方々のお陰様で一年間無事に過ごすことができました。 本当にありがとうございます。 来年も皆様にとって幸多き一年となりますようお祈り申し上げます。 どうぞ良いお年をお迎えください。 もくしるべ・わたらせきになる会 第3回イベントに参加しました。 群馬県伊勢崎市の剛工務店 生形さんを中心に始まった「もくしるべ」とみどり市で活動する「わたらせきになる会」と、が主催し、みどり市役所の方々、学校関係の方々のご厚意により、群馬県みどり市にある「みどり市立笠懸西小学校」を見学させていただきました。 令和4年に開校した新設校で、みどり市の豊富な森林資源を壁やルーバー、屋外テラスの再生木などに積極的に利活用し、木のぬくもりとやさしさを感じられる空間が広がります。 また、災害時の避難所機能を兼ね備え、停電時でも使用できるガス燃料の自立運転型空調機や太陽光発電と蓄電池設備、自然換気システム、雨水再利用の節水トイレ、体育館では地中熱利用換気システムなどを備えています。 「ラーニングヒル」と呼ばれる大きな階段は、図書館などとつながり、一体として広く利用できる多目的スペースです。 壁面にはルーバー状のみどり市産の木材が多用されています。 各所に開けた開口部からは赤城山や近隣の山々の美しい自然が望めます。 体育館の屋根トラス トラスのダンパー部分には特殊に加工された木材が利用されています。 体育館の窓の可動式ルーバー 「みどりプラザ」と呼ばれる半屋外空間と一体利用できるフルオープン窓には、ボールなどの飛散防止を兼ねた格納できる可動ルーバー設置されています。 「みどりプラザ」に設置されているストーブベンチ いざという時にストーブやコンロになる優れものです。 木材の利用も素晴らしいですが、防災機能も充実しており、感心させられる建物でした。 続いて、みどり市にある「おむすび堂」の見学をさせていただきました。 子ども食堂として2022年3月に開所した「おむすび堂」は、子どもの第3の居場所として、社会福祉法人チハヤ会が日本財団の補助を受けて運営しており、松島匠建さんが施工しました。 地元の山の木や群馬の木を活用した建物づくりで、1階は薪ボイラーで湯沸かしの足湯がある茶屋、食堂、ギャラリーがあり、2階には子どもの居場所であるプレイルームが設けられ、ぬくもりのある居心地良いスペースになっています。 ここは子どもだけでなく、スタッフさんの会議や憩いの場にもなっているそうです。 説明をいただく中で、運営されている方々が松島さんへ心から感謝の気持ちを伝えられている様子が印象的でした。 子ども食堂の運営費用は、一般向けの茶屋や商品の販売利益、寄付などで賄われているとの事です。 現在、おむすび堂は群馬県内の子ども食堂の材料収集拠点にもなっているとの事でして、群馬県内にも多くの子ども食堂があるようですが、それだけ利用を必要とする子どもたちが多いという現実に胸が痛くなりました。 その後、懇親会場へ移動する前に、少し時間が空いたので、懇親会場近くにある気になるお店「HANDLER Inc」にお邪魔しました。 こちらのオーナー、中島雄一さんは、世界に5台しか現存しないとされる貴重なハンドルミシンのうち2台を所有されています。店内には、100年から50年前の各種ミシンが並べられ、昔に縫われた刺繍を当時と同じ年代のミシンで補修するなど、細やかな技術が施されています。 ハンドルミシンは、360度回転するハンドルを右手で回しながら刺繍の方向を操り、左手で支えたミシン台の上の布に図柄を描いていくという、独特の手法で刺繍を仕上げるものです。 突然訪れた私たちのために、オーナーの中島さんは快く即興で刺繍を作成してくださいました。 その素晴らしい職人技と心遣いに感動しました。 ありがとうございました。 懇親会は、「きになる会」メンバーである南雲建設さんが工事に携わったゲストハウス&レストラン「OKIYA」で行われました。 こちらは、アルゼンチン出身のガブリエルさんとそのご夫婦が営むお店で、本場の地中海料理やアルゼンチンの郷土料理を提供しています。 南米で古来から親しまれているマテ茶も楽しむことができました。 マテ茶は、茶・コーヒーと並ぶ世界三大飲料のひとつで、鉄分、カルシウム、ビタミン、葉緑素が豊富なことから「飲むサラダ」とも呼ばれているそうです。 また、本場スペインで修行を積んだ自慢のパエリアは絶品でした。 ごちそうさまでした。 歓談の中で、ガブリエルさんご夫婦が、南雲建設の南雲さんへ心からの感謝の気持ちを伝えている場面は印象的で、感謝や幸せを深く感じられる大変貴重な一日となりました。
皆さん、本当にありがとうございました。 新川の家 リビングの勾配天井に板が張られました。 ラスティックオーク オイルフィニッシュ 15㎜ フローリングとして使用するものを天井に採用していただきました。 ラスティックとは、英語で「飾り気のない」「素朴な」「田舎風な」といった意味を持ちます。 ラスティックフローリングは、それぞれの木が持つ木目やかすれ、色の濃淡や節などを隠すことなくそのまま活かした床材です。 ペンダント照明が取り付く箇所に穴を開け 天井板の一部を取り外し可能にしました。 天井裏で引掛けシーリングに接続し、照明のフランジ部分が見えないように細工をしていただきました。 ペンダント照明がスッキリと納まります。 ありがとうございます。 フローリング張りも進んでいます。 節や模様のあるラスティックフローリングは表情が豊かで、とても良い質感です。 床下換気&エアコン吹き出し口「エアトオル」も設置されました。
昨日は冬至 一年で一番太陽が低く、たくさんの日射を取り込むことができます。 群馬県桐生市で進捗中の新川の家で、窓から入る日射の確認を行いました。 まずは日射量データベース閲覧システムからデータの確認 地域、日時、角度、取得面などを調整して、日射量を知る事が出来るサイトです。 ネット上で無料で確認できます。 https://appww2.infoc.nedo.go.jp/appww/index.html 冬至付近の日射量の多い22日を確認 群馬県桐生市の12時の南鉛直面の日射量 3.31MJ/㎡(h) 単位を変換すると 3.31MJ/㎡(h)x1,000,000÷3600s=919w/㎡ となります。 1㎡の鉛直面に919wの熱エネルギーが降り注いでいることになります。 実際にソーラーパワーメーターで測定してみると 978w/㎡ 日射量データベース(2013データ)より若干多めの日射量です。 窓を閉めた状態でガラスの日射熱取得を確認 エクセルシャノン NS50 ESクリア 日射取得率はカタログ値で58% メーカーの自己適合宣言書では41% 実測値は520w/㎡ 実際の日射取得率が 53%となります。 日射取得熱を計算すると サッシ1本(幅2.6m 高さ2.2m) 日射が当たるガラス面積 w1.17mxh1.42mx2枚 網戸(60%取得くらい)が片側にあると想定して 1.17mx1.42mx520w/㎡ + 1.17mx1.42mx520w/㎡x0.6= 概ね1382wエネルギーが入ってきます。 サッシ2本で2764wですから8畳用エアコンの暖房と同じくらいのエネルギーを無料で享受できます。 お日様エネルギーは本当にありがたいですね。 日射の届く範囲の確認 窓から概ね2.6m位となります。 アーキトレンド及びホームズ君のシミュレーション結果とほぼ同じになってます。 ソフトウェアは本当に良く出来てますね。
昨日は松島匠建さんの伊勢崎の現場にて、エディフィス省エネテック株式会社 改正社長による第一種換気「VENTOsan ヴェントサン」の説明と実測にお邪魔させていただきました。 「VENTOsan ヴェントサン」は、1999年にドイツで開発されたデセントラル(分散型セントラル)換気システムです。建物全体に分散配置した壁付け熱交換ユニットを1台のコントローラーで集中制御するシステムで、当社でも採用実績のあるダクトレス第一種換気となっています。 部品の構成や説明、施工上の要点などについて細かくご説明いただきました。 今回、説明を聞いて特に素晴らしいと感じたのは CO2デマンドコントロール機能 CO2センサーと連動して、部屋の中のCO2濃度が増えると風量を上げて快適な空気環境を保つ機能。 凍結防止(給気温度コントロール) 給気温度の低下を温度センサーが感知すると、自動的に排気運転になり、凍結や結露を予防する機能。 長期間の部品供給 販売開始から約25年が経過しても、基本的な構造を変えず初期の機器への部品供給を行っている点。 リサイクルへの配慮 部材をしっかりと分別処分できるように配慮された部品設計。 特にファンに設置された凍結防止用の温度センサーについては、ドイツでは全く説明されないとのことですが、こうした細やかな配慮が素晴らしいと感じました。 ファンの実測状況 70秒ごとにファンが連動して反転し、給排気が切り替わります。通過する給排気の熱を蓄熱エレメントに蓄積・回収しながら換気を行っています。 その後、場所を移してperiwinkle 深澤さんのご自宅にお邪魔しました。 自立研関東ゼミの第3回発表会の後、改正さんがご自宅の空調改善のため実測を行っており、お手伝いができればと思い伺いました。 美味しいコーヒーを淹れていただきながら、換気や建築についてさまざまなお話をさせていただきました。
また、同時給排のレンジフードを採用した場合の改善案や、ケストレルの測定面の前後による風量に差が出るなど、新たな発見もあり、とても有意義な時間となりました。 ありがとうございました。 セントラル浄水器ビューター セントラル浄水とは、家庭全体の水道水を一括して浄化するシステムです。 通常の浄水器はキッチンの蛇口やシャワーヘッドなどに取り付けて使用しますが、セントラル浄水は家の水道の元栓に設置するため、家中どこでも浄水を利用できる点が特徴です。 家中のすべての蛇口から出る水を一括して浄化するため、料理や飲み水だけでなく、洗顔やお風呂、洗濯など、あらゆる場面で安心して使える水を提供します。 私も2年ほどセントラル浄水を使用していますが、実感している効果として以下があります。 水道水がおいしくなった 冬に手の皮が剥けるような手荒れがなくなった 電気ケトルのカルキ汚れがほとんどない お風呂のピリピリ感がない 特に水が本当においしく、外出時に水筒に水・白湯をいれて持ち歩いています。 また、カートリッジの価格も手頃で、キッチン用の浄水器と比較して数千円高い程度。 交換頻度も1年に1回で済むため、メンテナンスが楽です。 先日、自宅に設置している「ビューター」のフィルター交換を行いました。 交換作業は工具不要で簡単に行えます。 まず、給水を停止し、本体を開けて古いフィルターを取り出します。 左側が一年使用したフィルター フィルター外側に少々藻のようなものが付着しております… 濡れていると比較しにくいので、1日乾かしてみました。 結構よごれが目立ちます… 新しいフィルターを正しくセットし、交換完了。 浄水器の設置位置は水道メーターの近くとなり、既存のお住まいでも後から埋設設置が可能となります。 セントラル浄水を設置することで、さまざまな器具の選択肢が広がり、家のどこでも浄水が使用できるため、新築のお客様には特にお勧めしています。
新川の家 外壁のSGL鋼板(次世代ガルバリウム鋼板)張り 使用材料は屋根に使用する横葺き材となります。 材料の裏面はポリ付きとして 雨音の軽減を期待します。 通気層をしっかりと確保します。 開口部周りは、役物部材を使用せず 曲げ加工で綺麗に納めていただいております。 表面はさざ波ありとして、材料にコシを持たせ、葺き上がりの歪みを抑えます。 丁寧な工事に感謝いたします。
ありがとうございます。 先日はパッシブ換気シンポジウム2024に参加してまいりました。 会場が池袋でしたので、午前は自由学園明日館を見学しました。 自由学園明日館は、1921年(大正10年)に創設された女学校・自由学園の校舎として、巨匠フランク・ロイド・ライトと弟子の遠藤新により設計されました。 前回訪れたのは17年ほど前 時間の流れはとても速く感じますが、ここは当時と変わらず、素敵な空間が広がっていました。 この日は来館者も少なく、ゆっくりと見学することができました。 午後からはシンポジウムに参加しました。 パッシブ換気とは、機械に頼らず、自然な空気の流れだけで換気を行うシステムです。 暖かく軽い空気が上昇し、その温度差と高低差を利用して換気を行うという原理で、換気機械のない大昔から建物に活用されてきた、先人の知恵でもあります。 第1部の講師は、北海道科学大学名誉教授であり、パッシブシステム研究会理事長の福島明先生 福島先生は、「一般的な換気設備では、換気すればするほど快適ではなく、不快になる場合がある」と指摘されたことが、とても印象的でした。 これまで第一種換気をいくつも採用されてきましたが、適切に運用されないケースが多く、その結果、結露やカビなどの問題が頻発しました。それらを踏まえ、最終的に行き着いたのがパッシブ換気であるとおっしゃっていました。 第2部では、山本亜耕建築設計事務所の山本亜耕さんが登壇され、「パッシブ換気の可能性」として、ご自身の実績物件について詳しく説明をいただきました。
とても魅力的な山本亜耕さんの建物もめぐる北海道断熱修行… 参加したいです。 第3部では、本州におけるパッシブ換気の事例発表が行われました。 鳳建設の森亨介さん、佐藤工務店の佐藤社長をはじめ、さまざまなパッシブ換気の事例を伺うことができました。 第一種換気がスタンダード化しつつある昨今、改めて考えさせられる機会となりました。 とても勉強になりました。 ありがとうございました。 先日は、マスタープラン/小谷和也設計室 小谷さんによるマンションリノベーション「仲宿の家」のオープンハウスに参加させていただきました。 鉄筋コンクリート造のマンションの1室をスケルトン状態にし、国内産の木材をふんだんに使用した、縁側と小上がりスペースを持つ、とても素敵で洗練されたリノベーション物件でした。
部屋全体のプロポーションや造作家具、建具の繊細な納まり、無垢材や断熱材などの素材への細部にわたるこだわりが際立っており、 また、既存のサッシや玄関ドア、給気口などもアウターを整えることで目立たせず、機能とプロポーションの調和がとても印象的でした。 室内は各所を回遊できる設計になっており、扉を閉めていてもガラリや上部の引き戸を通して空気が流れる仕掛けが随所に工夫されています。その結果、エアコン1台で住戸全体の温熱環境が整うよう配慮されていました。 施工を担当された㈱TOIVOの社員大工さんが、キッチンを含む造作家具を大工工事で手掛けたことで、各所の取り合い部分が余分なフィラーを使わず、綺麗に納められていました。 一般的なマンションの間取りから、ここまで快適な住まいにできることに感動しました。 懇親会にも参加させていただき、施工会社㈱TOIVOのメンバーの方々や参加された方々とも色々お話しする機会をいただきました。 また、林野庁の方も参加されており、国産木材の活用やウッドファイバー断熱材の国産化について、小谷さんとの熱い議論を伺うことができました。 極力国産の材料や木材を使用し、環境にも配慮された小谷さんの考えが詰まった、素晴らしい木のマンションリノベーションでした。 新築住宅においても応用すべき点が多く、大変勉強になりました。ありがとうございました。 |
カテゴリー
すべて
アーカイブ
4月 2025
㈱POTOS DESIGN OFFICE
|