昨日は、一般社団法人ロングライフ・ラボ主催の「第8回 持続可能な社会構築をめざすためのシンポジウム ~止めよう 気候危機!~」に参加してきました。

ロングライフ・ラボは、「住まい・健康・環境」をテーマに、科学的なデータに基づいた情報発信や、持続可能な社会の実現に向けた活動を行っている団体です。

はじめに、代表理事の清水雅彦さんより、現在の気候危機の状況や、ロングライフ・ラボの活動についてのお話がありました。

「1人の100歩より、100人の1歩」という考え方のもと、一人ひとりができることを少しずつ積み重ねていくことの大切さを改めて感じました。

続いて、アルピニストの野口健さんによる基調講演です。

野口さんには少し堅い印象を持っていましたが、実際はとてもユーモアのある方で、笑いを交えながらのお話も上手く、とても楽しく聞かせていただきました。

長年登山を続けてこられたヒマラヤの気候変動や、雪山で起きている変化などのお話も興味深かったのですが、登山以外にもさまざまな活動をされていることを知りました。

山に残されたゴミや、登山中に亡くなられた方のご遺体の回収など、こうした活動までされていることには驚きました。

また、登山中に九死に一生を得た「拾った命」というお話も印象に残りました。

この経験から、自分に何ができるのかを考え、被災地でのボランティア活動にも積極的に取り組まれているとのこと。

能登半島地震や千葉県の豪雨災害など、各地の被災地でテント村の運営をはじめ、さまざまな支援活動を続けられているそうです。

実際に現地へ行き、自分の目で見て、知ること。そして、そこから行動に移していくことの大切さを感じました。

また、異常気象が何度も起こることで、それが普通のことになってしまうというお話も印象に残りました。

災害はいつ自分たちの身近なところで起こるか分かりません。いざというときに何ができるのか、普段から備えておくことも必要なのだと感じました。

その後のトークセッションでは、気候変動への「適応」と「緩和」、日本のエネルギー資源の活用など、さまざまなお話を伺いました。

後半は、5つの企業・団体による気候危機対策に向けた取り組みについてのプレゼンテーションが行われました。

廃食油の再利用やCO2を吸収する砂を活用した取り組みなど、これまであまり知らなかった活動も紹介され、とても興味深い内容でした。

また、窓の断熱改修や太陽光発電、パッシブハウスの普及など、住宅に関わる取り組みについても紹介されました。

住宅の断熱性能を高めることは、省エネルギーだけでなく、猛暑や寒さから住まい手を守ることにもつながります。

気候変動を抑えること、そしてこれから起こり得る災害に備えること。住宅の設計を通じてできることも、まだまだあるのだと感じました。

今回もさまざまなことを学ばせていただき、とても有意義な時間となりました。

登壇者の皆さま、主催のロングライフ・ラボの皆さま、ありがとうございました。