2026関東ゼミ第2回「空調の基礎を極める講座(応用編)」に参加しました。
講師は、一般社団法人ミライの住宅の森こうすけさん。

今回は、空調設計で使用する負荷計算シートを使い、空気線図から数値を読み取り、建物の負荷を計算して入力していく練習でした。

普段はExcelの計算シートに数値を入力すれば結果が出てきますが、空気線図から手書きで数値を読み取り、計算していくと、数値の読み違いや負荷のプラス・マイナスを間違えたりと、いかに普段機械に頼ってしまっているかを改めて実感しました。
基本をしっかり整理しておくことが大切ですね。
後半は、パナソニックから11月に発売予定の電気衣類乾燥機「Solaire(ソレイル)」についても取り上げられました。
メーカーが公開している数値をもとに、乾燥機の中でどのように空気が変化するのかを読み解き、空気線図に落とし込んで説明していただきました。

ソレイルは200Vの電気を使用し、電気の熱で空気を温めて衣類を乾燥させます。
乾燥によって湿気を多く含んだ空気は、熱とともに屋外へ排出されます。そのため、その分、室内側では外気を取り込むこととなり、換気による負荷も大きくなります。
一方、ヒートポンプ方式の乾燥機では、衣類から水分を取り込んだ空気を熱交換器で一旦冷やし、水分を結露させて水として取り除きます。その後、水分を取り除いた空気を再び温め、乾いた温風としてドラム内へ戻します。
乾燥に使う空気を機器の中で循環させるため、室内の空気を室外へ排出する必要がなく、乾燥機から若干の熱と湿気が室内に放出されることとなります。

今回の空気線図での検討では、冬の室内を想定し、衣類を乾燥させるときに空気がどのように変化するのかを検討しました。
冬だけに限って考えてみると、乾燥に使った熱エネルギーを含んだ空気を、そのまま外へ捨ててしまうのではなく、温度と湿度を含んだ空気として室内に戻してもよいのではないか、という気もします。
また、現時点ではスマートフォン連携やネット接続による遠隔操作には対応しておらず、本体の操作パネルからの手動操作となっています。
昼間の太陽光発電の余剰電力を使って乾燥させたい場合には、昼間に手動で運転を開始する必要があります。
このあたりは、今後の製品でタイマーや遠隔操作などに対応すると、さらに使いやすくなりそうです。
今回も大変勉強になりました。
ありがとうございました。