昨年秋に設置した「エアコン上部の給気口」。
第三種換気方式の我が家では、換気扇を回すと外気を給気口から取り込みますが、その取り込み位置をエアコン上部にすることで、次のような流れになります。

  1. 夏季の外気(高温多湿)を取り込む
  2. すぐにエアコンで冷房・除湿される
  3. 除湿された冷風が室内に行きわたる

つまり、他の場所から外気を取り込むよりも空気の温度と湿度を下げる効果が期待できるわけです。
そこで、実際に数値を比較してみました。

写真の左側が新たに設置したφ100の給気口、右側が既存の給気口です。
この2つのみを開けた状態で換気を行っておりました。
【検証方法】
期間:2024年7月1日〜8月15日と、2025年7月1日〜8月15日の15分ごとの平均値  
運転:エアコン除湿モード、設定温度はほぼ同条件(室温-1℃程度)

【外気平均気温の確認】
2024年:29.06℃/72.16%/絶対湿度 17.93 g/kg(20.34 g/㎥)  
2025年:29.21℃/71.48%/絶対湿度 18.05 g/kg(20.47 g/㎥)  
→ 外気の平均(​15分ごと )はほぼ同じ条件です。

【リビング空気平均値の比較】
2024年:26.22℃/56.14%/絶対湿度 11.96 g/kg(13.84 g/㎥)/比エンタルピー 56.89 kJ/kg  
2025年:25.85℃/53.85%/絶対湿度 11.20 g/kg(12.99 g/㎥)/比エンタルピー 54.55 kJ/kg  
2025年の方が湿度が低く、より快適です。

【空気に含まれる水蒸気の差】
絶対湿度差:13.84 g/㎥ − 12.99 g/㎥ = 0.85 g/㎥  
2階の気積 296 ㎥ → 0.85 × 296 ≈ 251 g の水分が減少

【除湿のエネルギー換算】
比エンタルピー差:56.89 kJ/kg − 54.55 kJ/kg = 2.34 kJ/kg  
体積あたりエンタルピー差:2.34 × 1.2 kg/㎥ ≈ 2.81 kJ/㎥  
ワット換算:2.81 ÷ 3600 ≈ 0.78 W/㎥  
2階の気積 296 ㎥ × 0.78 W/㎥ ≈ 230 W の除湿効果

今回の検証で、エアコン上部の給気口から外気を取り込むことで、昨年より室内の除湿効果が得られることが確認できました。  
我が家では構造上 φ100 の給気口を1つしか設置できませんでしたが、もし φ150 を2つ設ければ、第三種換気でもさらに高い効果が期待できそうです。