オフグリッドライフフェス2026に参加してきました。

オフグリッドとは、
電力会社などの大規模インフラに接続しない、あるいは依存度を極力下げて、エネルギーを自ら創り・蓄え・使う暮らし方のこと。

電気代の高騰や相次ぐ自然災害。
さらに、アメリカとイスラエルがイランに攻撃を行ったというニュースも流れ、ホルムズ海峡の動向が取り沙汰されていました。

エネルギー自給率の低い日本にとって、こうした出来事は暮らしに直結する問題です。

巨大なインフラに全面的に依存するのではなく、
少しでも自分たちで担える部分を増やしていくこと。
これからの住まいづくりにとって大切なのだと感じました。
電気自給自足の住まいの暮らし方

再エネ100%の八ヶ岳エコハウス「ホクホク」のオーナー、
斉藤健一郎 さんをはじめ、実際にオフグリッド生活を実践されている方々のお話を伺いました。

電線を引かずに完全に独立して暮らしている方。
雨水を利用し、水までもオフグリッドでまかなっている方。

一方で、電力契約はしておきながら極力使わない。
普段はブレーカーをオフにしておき、いざという時だけ使う。

ゼロか百か、ではなく、
自分たちでコントロールできる範囲を広げていくという姿勢。

さらに印象的だったのは、自作の蓄電システムに取り組まれていること。
しかも、その中心に女性メンバーの方々がいらっしゃったことが、とても印象に残りました。

無理に我慢をするのではなく、
必要な電気は使いながら、暮らしそのものを楽しんでいる。

オフグリッドが特別なものではなく、
暮らしの延長線上にあるものなのだと強く感じました。
「オフグリッドの最大のラスボスは、断熱・気密。」というお話がありました。
いくら発電しても、家がエネルギーを垂れ流していては意味がない。

高断熱・高気密の住まいを設計している立場として、これはまさに本質だとあらためて感じました。
そのうえで、自分自身の課題として感じたのは

・どうやって電気を 貯める か
・太陽光で発電した電気を単に電気として消費するのではなく、太陽のエネルギーをいかに 熱 として活かすか
・電力を必要としない採暖方法
・温められた熱を蓄える仕組み

エネルギー消費の多くは、暖房と給湯です。
だからこそ、電気として使う前に、どれだけ熱として有効活用できるかが重要になります。

電気に変換してから使うのではなく、
できるだけ「熱のまま扱う」発想。

創ることと同じくらい、減らすこと、そして活かすこと。
そしてあらためて、住まいの基本性能の重要性を強く感じました。

まだまだ取り組むべき課題が多くあることにも気づかされました。
大変貴重な機会をいただき、ありがとうございました。