生命を守るため、木造住宅でも構造計算による耐震等級3の設計を標準としています。
木造建築物 構造検討業務(軸組工法)
・構造計算(許容応力度計算)
・性能表示計算(耐震等級、耐風等級)
・基準法仕様規定(壁量計算、壁量バランス、N値計算)
・プレカット図 部材安全検討
・性能表示計算(耐震等級、耐風等級)
・基準法仕様規定(壁量計算、壁量バランス、N値計算)
・プレカット図 部材安全検討
木造住宅の構造安全確認方法は3通り
品確法で定める建物の耐震等級とは単純な壁倍率ではない
耐震等級とは建築基準法の仕様規定レベルに対して耐震性能のランクであって、壁量の倍率ではない
基準法で定められた壁量のみを増やしても耐震等級は上がらない
基準法仕様規定と耐震等級の違いは
建築基準法では『床組及び小屋ばり組の隅角には火打材を使用し』とあるが必要量は規定なし
決定的な違いは水平構面の検討の有無
水平構面は上階の床や小屋火打ち屋根下地等で、耐力壁で囲まれた箱のフタの役割を持つ
いくら耐力壁を増やしても水平構面の検討をしなければ、水平力により建物は変形してしまい強くはならない。
いくら耐力壁を増やしても水平構面の検討をしなければ、水平力により建物は変形してしまい強くはならない。
性能表示計算と許容応力度計算の違いは
「性能表示計算」は壁量、配置バランス、床倍率、接合部、基礎、横架材のチェックがありますが、バランスを検討している簡易計算で基礎や横架材はスパン表を用いるだけなのに対し、「許容応力度計算」は力の伝達を確認して、部材ごとの応力を求め、その安全性を確認していく方法で、より安全な計算方法といえます。
現在建てる住宅は地震に強い?
2016年4月に発生した熊本地震では史上初 震度7が2回発生
仕様規定(壁量計算)の建物
構造計算された建物
築10年の仕様規定のみと思われる建物は倒壊し
築20年の構造計算された建物は倒壊を免れている。
築20年の構造計算された建物は倒壊を免れている。
熊本地震における木造住宅の建築時期別の損傷率
2000年6月1日以降に建築確認申請が行われた木造住宅でも、基準法による壁量計算等仕様規定のみの建物は半数近くが被害にあっているが、
住宅性能表示・長期優良住宅等で耐震等級を取得した建物は倒壊無しで87.5%は無被害
住宅性能表示・長期優良住宅等で耐震等級を取得した建物は倒壊無しで87.5%は無被害
現在建てる新築木造住宅でも、上下階の直下率の悪い2階建て住宅や、壁量計算をかろうじてクリアした程度の耐震性能の低い2階建て住宅は、大規模地震により倒壊の危険性が高くなります。
また、耐震性の低い建物は大地震に一度耐えても内部に損傷が生じている可能性があり、その後住み続けることが難しくなる場合があります。
繰り返される大地震に対して これからは「耐震+制振」
耐震等級3とし耐震性能を上げ建物を堅くすると、見た目の揺れは小さくなりますが、建物に伝わる衝撃は大きくなります。
制震ダンパーを採用することで、地震時の揺れを低減し衝撃を和らげ、建物の損傷を軽減することができ、大地震後もそのまま住み続けられる可能性が高まります。
制震ダンパーを採用することで、地震時の揺れを低減し衝撃を和らげ、建物の損傷を軽減することができ、大地震後もそのまま住み続けられる可能性が高まります。
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千尋産業株式会社 evoltz 動画
今後起こりうる災害のために
大地震が発生すると、耐震性に乏しい木造住宅は倒壊し、大切な家族を圧死させる凶器となります・・・
大地震発生後、約10秒以内に木造住宅は倒壊するので、脱出は不可能とされております・・・
大地震発生後、約10秒以内に木造住宅は倒壊するので、脱出は不可能とされております・・・
生命を守り、大地震の後でも住み続けられるように、木造住宅にも許容応力度計算による構造計算を行い、
耐震等級3の住まいを建てましょう。
耐震等級3の住まいを建てましょう。
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