12月22日は冬至で、一年で一番太陽が低く、沢山の日射を取り込むことができます。 この日は外気温5℃と寒い日でしたが、室内は23℃と心地よい暖かさです。 日射が室内を温める暖房となるのですが、実際の日射量が知りたかったところ、ソーラーパワーメーターの存在を知り、購入して実測してみました。 まずは日射量データベース閲覧システムからデータの確認 地域、日時、角度、取得面などを調整して、日射量を知る事が出来るサイトです ネット上で無料で確認できます。 https://appww2.infoc.nedo.go.jp/appww/index.html 12/22付近の日射量の多い23日を確認 伊勢崎市の12時の鉛直面の日射量 3.24MJ/㎡ 単位を変換すると 900w/㎡ となります。 1mx1mの鉛直面に900wの熱エネルギーが降り注いでいることになります。 実際にソーラーパワーメーターにて測定してみると 1065w/㎡ データベースよりも1.2倍位多い日射量です ちなみにデータベースの数値は2012年のデータのようです 窓を閉めた状態でガラスの日射熱取得を確認 ykkエピソード 取得型Low-Eブルー 日射取得率38%(低!) 実測値は449w/㎡ 実際の日射取得率が 42%となります。 次に窓を開けて、網戸のみで実測してみました。 実測値は683w/㎡ 日射取得率が 64%となります。 36%位は網戸で日射を遮蔽してしまう結果となります。 窓と網戸を閉めた状態 実測値は293w/㎡ 日射取得率が 28%となります。 網戸がある状態だと 公表値のガラスの日射熱取得よりも少ない値となります。 日射熱を検討するときは網戸の存在に注意が必要ですね。 窓と網戸を閉めた状態でロールスクリーンを下げてみました 実測値は112w/㎡ ロールスクリーン単体では38%の取得率・62%の遮蔽率となります。 実際の窓からの取得日射熱ですが ガラス面積 0.73x2.08x2枚から網戸も考慮して算出すると 16522の窓一本から 1126wのエネルギーが入ってきます。 ホームズ君の日射シミュレーションでは
551wと少な目の数値となりました。 シミュレーションで日中の温度が実際よりも上がりにくいのも、少し納得です。 それにしても、お日様エネルギーは本当にありがたいですね。 コメントの受け付けは終了しました。
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10月 2024
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