昨日は二十四節気の「大寒」 一年で一番寒いとされる時期です。 今朝の外気温は-3.8℃と寒いですが 6時頃の事務所の室温は20℃と快適です。 当事務所ではオリジナルの蓄熱床暖房を採用しております。 1階の事務所の床はコンクリートに直接フローリングとタイルカーペットの仕上が施してあります。 コンクリートは熱を蓄える能力「熱容量」が非常に大きい材料です。 床コンクリートの中に温水管を入れ、温水を流し、熱を蓄えます。 通常の床暖房は運転している間だけ熱を放出しますが、 蓄熱式は、蓄えた熱をジワジワと長時間放出します。 熱源機はヒートポンプ式の床暖房機 夜間の電気代の安い時間帯に電源を入れ、熱を蓄えており、 現在、朝の2時~7時の5時間だけ温水を循環させております。 消費電力も最大2.5kwなので 一日の電気料金は最大でも 5時間x2.5kwx12.48円= 156円です。 これで建物 1階20坪を丸ごと暖房出来てしまうのです。 昨年のデータですが、下のグラフが室温です 温度が18.4℃から22.2℃で推移していますが 暖房をかけているのは2時から7時のみで コンクリートに蓄えられた熱が放熱され 北側にある事務所でも一日中暖かく快適です。 サーモカメラで測定した6時頃の床の表面温度 概ね22~24℃位になっております 足元が暖かく快適です。 こちらは外周面の室内壁面温度 18℃位 充填断熱だけなので間柱などの熱橋部分が良くわかります。 天井面は19℃位と室内表面の温度差が少なく快適です。 窓周りは温度が低くガラス面が概ね11℃位 枠部分とアルミグレチャン部分が7℃位と性能が低いです。 複合サッシYKKAP エピソード Low-Eペアガラスですが 窓周りが弱点になるのがサーモカメラで良くわかります。
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山西の家 湿式柱状改良工事による地盤補強工事がスタートしました。 地盤の土にセメントミルク(セメント系固化材と水を混ぜたもの)を注入攪拌して、地中に柱状の改良杭をつくる工法です。 しっかりと改良を行う事で不同沈下のリスクを減らし 安心してお住まいになれます。 井野町の家 造作階段が組み上がりました。 基材はラワンランバーコア 右側のアーチの内部は書斎スペースとなります。 中央部分は収納で後ほど扉が付いて完成となります。 加工図とイメージ画像を元に
誤差なくピタリと組み上がりました。 まさに匠の技ですね。 謹んで新春をお祝い申し上げます。 旧年中は大変お世話になり、誠にありがとうございました。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 昨年は新型コロナウイルスの影響で大変な一年でしたが 今年一年も無事に健康に過ごせますよう 恒例の比呂佐波神社に初詣と方位除けをして参りました。 いつも以上に閑静な境内で
しっかりとお祈りして参りました。 おみくじは 大吉 良い一年となります事を願います。 年末ギリギリですが各種業者さんのご協力の元 事務所のミニリノベーションを行いました。 木製建具をデザインとガラスを使い分けて刷新 細めの框にガラスとシナパネルのオリジナル建具 田の字になる桟が良いアクセントとなります。 こちらは木製引違い窓 吹抜けだった部分に 田の字となるような細めの建具を製作してもらいました。 新しい間仕切り壁に珪藻土をセルフ塗り お手伝いしてくれた娘にパターンと記念の手形をつけてもらいました。 今年は大変な一年でしたが 沢山の方々に助けられ どうにか無事に過ごす事ができました。 大変お世話になりました。 来年もよろしくお願いします。 折之口の家 気密測定を行いました。 結果は C値=0.4cm2/m2と良い結果でした。 相当隙間面積 C値とは、家の延床面積に対する「隙間面積」の割合を示す数値で、床面積1m2当たりどれ位(何cm2)の隙間が有るかを表現した数値です。 気密測定は換気扇など計画的な開口を塞ぎ建物の隙間を調べますが、測定の最後に換気扇と空調機の養生を外し、自然な状態で測定してもらいました。 結果はC値=0.5㎠/㎡と想像以上に良い結果となりました。 建物は完了検査も無事に終わり もう少しで完成となります。 折之口の家 壁天井仕上げの珪藻土が塗られました。 U-SELECT KEISOUDO ベースカラーは ホワイトの「cotton」 落ち着いた良い色味です。 アクセントカラーを数色チョイスされました。 綺麗なブルーの「Lapis」 落ち着きのある ライトグレー 「Cloud」 昨日は群馬日建工科専門学校の卒業設計発表会でした。
感染リスクを考慮し 私は事務所にてオンラインでの参加をしました。 今年は新型コロナウイルスの影響で 授業開始の遅延やオンライン授業を行ったりと 大変な一年でしたが ほぼ全員が無事に発表を行うことが出来て感激です。 コロナ渦での新しい生活様式を踏まえた設計課題に 様々な考えと思いをカタチにした設計発表 とても有意義な楽しい時間を過ごさせていただきました。 学生の皆さん、先生方 大変お疲れさまでした。 井野町の家 内部木工事が進んでます。 床のフローリング張り 自然系OILで着色済みのパイン無垢フローリング 色味も質感も良いですね。 床下エアコンの吹き出しガラリ 板の割込みに合せ綺麗に配置されます。 天井の板張り フローリング材を天井に張ります。 床と天井の材種と色が合い 統一感が出ます。 リビング吹抜けの天井は 同じ塗料で仕上げたパイン板 板と板をスノコ状に配置し その隙間から小屋裏エアコンの冷気を 下に落とす仕組みとなります。 井野町の家 外壁塗り壁の仕上げ 木造外張り断熱システム ホルツサーモ 仕上げ材 stoロータサン 数日前に何種類か仕上げパターンを確認していただき 最終確認を経て塗り壁スタートです。 きれいなグリーンのカラー 仕上がりが楽しみです。 先日、桐生市の宝徳寺へ 床もみじを拝観してきました。 まるで水辺に浮かんでいるかのように 本堂の床に映る紅葉 とてもきれいでした。 ピカピカの床に映り込ませるため ローアングルの撮影となるのですが、 皆さん揃ってこんな感じです… 客観的に視て少し面白かったです… お庭にはかわいいお地蔵さんがたくさん 観てるだけで癒されます。 折之口の家 外部足場が外れ 建物のフォルムがしっかりと見えるようになりました。 薄い屋根と深い軒 白い塗り壁に木のアクセントが映えます。 ベランダの手摺はステンレス製のオーダー品 錆びに強く 見た目もシャープに仕上がってます。 内部は木工事が完了し 珪藻土塗りの準備が進んでおります。 仕上がりが楽しみです。 井野町の家 建物の外観が出来上がってきました。 メインの外壁は外張り断熱材に直接施す塗り壁 EPS断熱材(ビーズ法ポリスチレンフォーム) 厚さは50㎜ 充填断熱材のセルローズファイバーと合わせ 外張り断熱と充填断熱のダブル断熱となります。 建物の断熱性能は HEAT20 G2の基準0.46を超える 外皮平均熱貫流率(Ua値) 0.33w/㎡・K QPEXにてQ値を確認 熱損失係数 Q値は1.03w/㎡・Kで 新住協のQ=1.0(キューワン)住宅 Level-2 h28省エネ基準住宅の約1/5位の低燃費住宅となります。 (有)オストコーポレーション北関東 吉田さん主催の 「究極の間取りを考える」セミナーに参加してきました。 講師は One’s work 代表 暮らしプランナー 田村美奈子さん 「間取り」とは設計の大切なプロセスであり 今後の住まい方、暮らし方のを決める大切なプランとなります。 私たち設計者はお客様からのご要望、ご希望を伺い 条件とご予算と検討しながら設計をさせていただいておりますが そのご要望、ご希望が何のためなのか、 そして住まいを建てその後の幸せな暮らし、楽しい人生を送っていくために なにが大切なのか その人、ご家族の心の奥にある大切な本質 それを引き出す「コミュニケーション」の本当の意味と大切さ 設計技術云々ではない 幸せな暮らしを育むためにその人に必要な「本質」をとらえ カタチにしていく大切さと その後の暮らしの送るための 住まい の重要性を 今更ながら気付かされました。 田村先生 曰く 住まいの究極の目的は「心の安定」と「人間形成」 住まいづくりは人づくり 心底感銘を受けた今日の学びを大切にしていきます。 One’s work oneswork375.com/
折之口の家 太陽光パネルが設置されました。 発電容量は5.3kw 後ほど蓄電池を設置し 停電時でもそのまま電気が使用できる 全負荷型の蓄電システムとなります。 太陽光パネルは屋根に穴をあけない金物での取付となっています。 屋根に穴をあけて取り付けると雨水の進入リスクがあがります。 建物の耐久性にかかる大切な部分ですので、しっかりとした選定を行っていきます。 カナディアンソーラー PLATINUM Charge 折之口の家 鉄骨階段がつきました。 階段板を支えるサララ板 吹抜け側は手摺を一体で製作し搬入 大工さん、建具屋さんの協力を得てササラ板を設置 寸法もピッタリと加工精度良く仕上がりました。 ご協力ありがとうございました。 踏板を設置し なだらかで昇りやすい階段の完成です。 踏板の接合部が現しとなるので 取付アングル分 板を掘り込んで綺麗に納めていただきました。 カナダ林産業審議会(cofi)主催の枠組壁工法(2x4工法)のセミナーに参加してきました。 講師は構造塾塾長 株式会社M's構造設計 佐藤 実 先生 前半は建築倫理と耐震等級3の大切さをレクチャー これからどう建築と向き合うかを考えさせられる内容です。 後半は技術的な内容の講義 2x4工法は軸組構法と比べてなぜ耐震性能が高いのか 2x4工法の基本的な構造区画の考え方など 実務では2x4工法を行っておりませんが 軸組構法でも基本的な考え方は同じで しっかりと区画を意識した計画が不可欠です。 軸組構法の屋根に2x4の垂木屋根を用いる場合がありますが 原則水平剛性が認められないので注意が必要です。 受講者の中に日建工科専門学校の卒業生がおりました。 社会人として 建築人として 立派に頑張っているようで とても嬉しく思いました。 みどり市笠懸町の みらいこどもクリニック さん 私が独立開業後に 以前勤めていた設計事務所のお仕事として携わらせていただきました。 完成して14年が過ぎ 木部メンテナンスをさせていただきました。 道路沿いの板塀 雨水による劣化が進んでおりました。 既存はたしかSPFだったような・・・ 解体すると、腐朽とシロアリによる被害がありました。 桧材で柱から新規に建て直し両面から板を張りました 両面横板の高さをずらし 程よく視線を遮ります 既存の雰囲気を崩さず きれいに仕上がりました。 入り口付近にある感染症の診察室 その窓の外に 検体採取のスペースを設置いたしました。 板塀で目隠しを施したウッドデッキ 板を割込みきれいに仕上がりました。 井野町の家 吹抜けの天井板 外壁下地の赤松胴縁の綺麗な部分を使用し スノコ張りとします。 天井の割込みとスリットの巾を確認 内部の床材などと合わせ オイル仕上げ いい感じです。 子供室ではラワンベニヤの天井が張られました 良い雰囲気です。 折之口の家 リビング吹き抜けの鉄骨手摺の設置 細めの角パイプの手摺です。 厚めのフラットバー(平板)ですと 重量も重く、たわみが大きくなりますが 角パイプは肉薄で軽量でも断面があるので変形に強いです。 細かな取り合い部分など綺麗に仕上がってます。
ライトグレーの塗装の仕上がりもいいですね。 井野町の家 充填断熱材のセルローズファイバーが施工されました。 屋根面は270㎜ 垂木の高さで通気をとっております。 セルローズファイバーのメリットは 断熱性能 充填構法で隙間が少ない リサイクル製品の為エコロジー資源 湿気を吸う調質性 吸音性が高いので外の音を防音 高い防火性能で火災に強い ホウ酸によるシロアリやゴキブリなどの害虫予防 防カビ性 などあります。 外部では天井板張りが進んでいます。 軒先の先端には防虫通気材を入れて 屋根の通気を取ります。 目立たないようにスッキリと しっかりと耐久性能を確保します。 木構造マイスター認定講座 構造塾を主宰されているM’s構造設計 佐藤実先生がはじめられた民間資格制度で 構造計算を中心とする様々な業務において、 木造住宅の構造の基礎知識及び、 耐震性能の重要性を理解し、顧客に構造の重要性を伝え、 安全で安心できる住宅を提供することを目的として設けられた資格認定講座です。 前半は建築への考え方 建築士として どうあるべきかという建築倫理 佐藤先生の込めるメッセージの熱さが伝わってくる内容 自然災害が増えている現状で 大地震に対しては設計で生命財産を守れても 津波や洪水に対して建築では守ることが出来ない事が多い 周辺環境やハザードマップなどを踏まえ 建設地の選定から建築と建築主に向き合う大切さを再度実感しました。 建築基準法の第一条 「この法律は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もつて公共の福祉の増進に資することを目的とする。」 建築士試験勉強でも、建築科の講義でもさらりと流されてしまう内容の 建築基準法の第一条は とても重い内容となっております。 建築基準法は最低基準と定められておりますが、 構造強度などでは端々で「安全を確認する」というようなキーワードがあります。 建築士が計算にて確認しなければならない事が実はとても多く 「建築士」は我々が考えている以上に責任の重い資格であると思います。 2016年に構造塾を受講したときの感想は 建築士の責任の重さに 「この仕事、辞めたほうがいいかも・・・」と率直に思いました。 そして構造計算が必修だと思い すぐに取り組み始めました。 そんな事を少し思い出しながら 改めてしっかりとした設計をしていかなければと思いました。 |
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1 月 2021
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