昨日は フラット35(中古)の適合証明技術者講習と 既存住宅状況調査技術者の講習でした。 適合証明とは、中古住宅の購入でフラット35の融資を受ける際に必要となる証明書で 中古物件に限り建築士事務所にて審査をすることができるものです。 今回から適合証明技術者は既存住宅状況調査技術者の有資格者である事が必須となりました。 既存住宅状況調査については2018年から宅建業法で中古住宅取引の際に 建物状況調査(インスペクション)の説明が義務化された事で 瑕疵保険法人が売買型も仲介型も瑕疵保険とセットで業務を始め 保険対応できない通常の調査業務は需要がほぼなくなりました。 ゆえに既存住宅状況調査技術者は不要かなと考えておりましたが、 強制的に受講する事に・・・ 今後増えるであろう中古住宅のリノベーションや耐震診断・耐震補強設計の為にも持っておいて損はないかなと思いました。
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昨日は建築士の定期講習でした。
2005年の姉歯事件が元で、建築士事務所に属する建築士には3年ごとの定期講習が義務付けられました。 コロナ渦で講習自体が延期やオンラインになるのではと思いましたが そのような話が無いので 少人数で行っていると噂を聞き ERIアカデミーで受講してきました。 受講人数は3人 密にはならず少し安心して受講できました。 折之口の家 制震ダンバーが付きました 制振装置 evoltz(エヴォルツ) 軽量で作業性も良く 断熱欠損とならいように 外周部ではなく内部の面材耐力壁と組み合わせて使用しました。 evoltzのダンパーは自動車のダンパーで有名なビルシュタイン製 テクニカルブレース部分は、自動車のマフラーで有名な藤壺技研工業製との事 制震装置は各種ありますが 筋交いのような壁倍率(耐力)を持ち ある程度力が加えられ、揺れが大きくなった時に効き始めるものが多いようですが evoltzは地震エネルギーを吸収する事に特化しており 小さな振動から瞬時に効果を発揮するようです。 間柱間に納まるサイズの製品もあり リフォームや耐震改修にも使用できます。 設置位置や使用数はメーカーにて算出されます。 制震ダンパーは地震力を軽減する性能がありますが 設置するだけで建物が地震に強くなる訳ではありません。 耐震性能がない建物にダンパーをつけても 自動車の運転時にシートベルトをしないでエアバックの効果に期待しているのと同じで あまり効果がありません。 建物をしっかりと構造計算を行い耐震等級3を確保して 建物自体で地震に耐える性能を有する事 プラスαで制震装置で建物への衝撃を吸収し衝撃を軽減させる 耐震 + 制震 の考え方が大切です。 制震装置evoltz HP https://www.evoltz.com/quality/ 折之口の家 瑕疵担保保険の軸組検査でした 耐力壁の位置、固定方法、金物は事前に確認済みで問題なし 許容応力度計算を行い耐震等級3となっておりますが 設計通りに建物が造られているか確認する事が監理業務の大切な所です。 井野町の家 連日の猛暑が続き群馬県伊勢崎市では40℃を超える暑さになりました。 基礎コンクリート外張り断熱の発泡系断熱材は紫外線劣化が想定されるため 連休前に基礎断熱材にショートフィラーCFの下塗りを行いました。 ショートフィラーCFは、カーボンファイバーを配合した一材型のポリマーセメントモルタルで キレツ防止性能・低収縮性に優れた、基礎断熱の仕上材料です。 専用のファイバーメッシュを入れて塗り込みます。 下塗り状態で紫外線から保護をし 後ほど上塗りで仕上げとなります。 熱い日が続きますが、熱中症の予防とウイルス感染予防を行いながらの作業となります。 くれぐれも体調に気を付けていただきたいと思います。 折之口の家 屋根が葺かれました 長い梅雨明けの後は猛暑が続き 屋根上作業は日射の反射もあり 焼かれるように大変です。 横方向は躯体に張りました。 テープを張ると膨張が始まり 気温が高い事もありテープの膨張も早いようなので 一本一本迅速に取り付けます 荷姿時は5㎜位のテープは 徐々に膨張し 最終的には35㎜まで膨れるので 窓と躯体の隙間をぴったりと埋めてくれます。 吹き抜けの窓が付きました
良い感じです。 折之口の家 シロアリ予防の ホウ酸による防蟻処理を行いました。 ホウ酸は土壌、海水、淡水、温泉そして微量に目薬にまで身の回りのどこにでもある鉱物で 人間を始めペット等の哺乳動物、植物には微量の必須元素であり、万が一にも摂り過ぎた場合、体外に排出することができ、重篤な副作用も起こしません。 そして腎臓を持たないシロアリやゴキブリなどの下等生物の場合には、過剰摂取することで 細胞レベルでエネルギー代謝できなくなって餓死することが分かっています。 一般的な合成薬剤は5年ほどで効果が薄れるようですが、ホウ酸は鉱物由来のため、効果は水(雨)分で流れ出ない限り恒常的に作用し続け、防蟻性能が長期間維持できます。 透明無臭で空気中に揮発せず、シックハウス症候群も起こさない、人・環境にやさしい自然素材です。 一般の処理範囲は床組みと地上1mの柱や壁面材ですが 水回り等必要な範囲は桁まで行います。 柱や土台に桧を使用すると防蟻処理が不要とされますが 桧も腐りますし、蟻害を受けます。 見えない部分こそ しっかりとした対策を行います。 |
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9月 2024
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