室内外の温度や湿度を確認するために、幾つか温湿度計を使用しております。 温度については概ね誤差が少なのですが、湿度計は数値のバラつきが大きいので確認してみました。 ケストレル5200 精度は 温度±0.5℃ 相対湿度 2%RH こちらは気象メーターであり、「工場出荷前にテストと検討を行っているので仕様書内の性能を発揮することを保証します」と記載があることから一番信用度が高いと考えられます。 測定値は 温度 27.1℃ 相対湿度 54.9% 次にGovee 温湿度計 WIFI及びBluetoothでログを取れ、外出先でも確認できるので、おんどとりeaseが壊れてからデータ取得に使用しております。 最新版スイス製SHT30センサーを内蔵し、温度は最大±0.3°C、湿度は最大±3%RHの誤差との事 測定値は、屋外と記載の機種が 温度26.8℃ 相対湿度65.9% 屋内と記載の機種が 温度26.9℃ 相対湿度57.2% 普段屋内外に設定している物で、同じメーカーでもかなりの差がありますが、 屋外と記載の機種は、屋外に設置することを推奨している物ではないので、雨などかからない位置に設置しておりますが、屋外使用した事で不具合の可能性があります。 次にシチズン コードレス温湿度計 精度は 温度±1℃ 相対湿度 ±5%(31-80%) 上段の数値が本体の数値で温度27℃ 相対湿度58% 下段の数値が右側の子機で温度27℃ 相対湿度21% 子機は簡易防水ですが、雨に濡れた事で不具合があると思います。 次に無印良品のデジタル電波時計 精度(誤差):温度±2℃、湿度±10% 測定値 温度26.9℃ 相対湿度58% お次は Nature Remo(ネイチャーリモ) こちらはスマートリモコンで温湿度計が付いております。 精度(誤差):温度±2℃、湿度±10% 測定値 温度26.5℃ 相対湿度65% 温湿度校正機能がありますが、調整しておりません。 デジタル計の数値にばらつきが多いので、アナログの方がしっかりしているだろうと思い、今回購入したエンペックスの温湿度計 高精度EXセンサー搭載で、精度(誤差):温度±1℃、湿度±3%との事で期待しておりましたが、デジタル計器の湿度が概ね60%程度表示に対して、50%以下の表示と10%近く違う表示。 アナログ計は微妙かなと思えましたが、最初のケストレル5200の湿度54.9%を基準に比較すると、エンペックスのアナログ計が約-5%程度 その他のデジタル品(不具合品除く)とケストレルを比較すると+3%程度となるので、微妙に誤差の範囲となるのでしょうね。 追記です。 Govee温度計に温湿度校正機能が付いておりました。 これでデータロガーとしてしっかりと役割を果たせそうです。 鼻毛石の家 気密シートが張られました。 WURTH(ウルト) 可変調湿気密シート WUTOP SDヴァリオ ツヴァイ 可変調湿気密シートは、空気中の水分が少ない冬場は湿気を通さず、空気中の水分が多い夏場は湿気を通すシートです。 気密をしっかりと確保し省エネ性を高め、夏も冬も結露を抑制し、壁体内の乾燥を促すことで住宅の耐久性を向上させます。 特に近年いわれるようになった夏型の逆転結露に対して効果が高いようで、検討してみました。 まずは冬季の防湿フィルム無しの場合 外気温3℃、屋外湿度70% 室温20℃、室内湿度55%で検討 グラフの緑のラインが空気の飽和水蒸気量(それ以上含むことができない水蒸気の量) 青のラインが水蒸気量で、水蒸気量が飽和水蒸気量に達すると壁体内結露が起こります。 防湿フィルム無しの場合、赤丸部分(耐力面材部分)で壁体内結露が起こる事になります。 次に上記と同じ条件で、屋内側の断熱材表面に防湿フィルムを入れてみました。 結果壁体内結露の恐れがなくなります。 こちらがフラット35や省エネ法で言われる防湿層の必要性となります。 次に上記の一般的な防湿フィルムの状態で、夏季の検討をしてみました。 外気温30℃、屋外湿度80%(絶対湿度21g/kgで高め設定) 室温20℃、室内湿度60%で検討 断熱材と防湿フィルムの間で結露を起こす可能性が上がります。 絶対湿度が高めなので滅多に起こらない状況かもしれませんが、アメダスなど見ても、無くもない数値となります。 上記の条件で防湿フィルムを可変調湿気密シートの夏の数値(透湿抵抗の低い数値)でいれてみますと、
壁体内結露を防ぐ結果となります。 調湿気密シートを施工することで、夏は壁内の湿気 を室内側へ逃がし、結露を防止します。 空気の絶対湿度によって性質を変えるシート 目に見えて性能を確認することはできませんが、効果を信じて採用します。 神保原の家 基礎コンクリート打設でした。 外周部の立ち上がりには基礎断熱材を打込みます。 防蟻断熱材ビーズ法ポリスチレンフォーム保温板(EPS) パフォームガード100㎜ パフォームガードは、人体に無害な無機質(ホウ酸系化合物)を均一に含有させる技術を用いて作られたもので、防蟻性能が半永久的に持続します。 成分の自然分解がないため土壌汚染もなく地球環境に害を及ぼすこともありません。 内部立ち上がり部分は350φのボイド管を使用した丸基礎 床下のエアコン効率を高めます。 神保原の家 瑕疵保険の配筋検査立ち合い 床下エアコンの効率を考慮して KJS工法の丸基礎にチャレンジしてみました。 フラットなベタ基礎内に幅広の地中梁を配置
立ち上がりの梁を極力減らして、丸の柱型とします。 基礎断熱補強も基礎下に設置しておりますので施工性もメンテナンス性も良くなります。 鼻毛石の家 外壁工事が進んでおります。 メインの外壁は外張り断熱材に直接施す塗り壁 外断熱システムフォルテ 外張り断熱材はEPS断熱材(ビーズ法ポリスチレンフォーム) 厚さ50㎜ 充填断熱材のセルローズファイバーと合わせ外張り断熱と充填断熱のダブル断熱となります。 玄関前は板張りとなるので、外張り断熱材にスタイロエースⅡを施します。 厚さ30㎜でEPS部とやや同じ断熱性能となります。 玄関木製ドアが付きました。
プレイリーホームズ ユーロトレンドG U値 0.96W/m2・K 外壁板張りと合わせ木材保護塗料で仕上げます。 |
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