折之口の家 断熱工事が進められております。 屋根及壁の断熱材にセルローズファイバーを使用するのですが その、屋根と壁の取り合い部分に 外壁防火構造の屋内側防火被覆が必要となります。 妻壁の断熱材を先行して充填します。 屋根の垂木の下面に透湿防水シートを施工 これで垂木の高さの通気層ができます。 妻壁に防火被覆の石膏ボードを張り 屋根断熱下地が組まれました。 これで屋根取り合い部分の屋内側の防火被覆が完了です。 屋内側防火被覆の取り扱いは 「建築物の防火避難規定の解説」 に記載があり 軒裏で防火被覆が施されれば、天井までで問題ないと思われますが 一般的な外部軒天井仕上げ材(ケイカル板の5~6㎜など)では 防火被覆の要件を満たせない事が多いと思われます。 1,2階間の天井裏と 切妻屋根の場合は妻壁部分に 防火被覆の石膏ボード等を張る必要があります。 日経ホームビルダーより引用 市街地では「法22条区域」の指定がされている事がほとんどであり 外壁の延焼の恐れのある部分にはついては 準防火性能のを求められるので ほとんどの建物は屋内被覆が必要となると思われますが、 内側の防火被覆の石膏ボードを天井までしか張らず 基準を満たしていない建物がまだまだ多いと思います。 知らないうちに建築基準法違反にならないように注意しましょう。 |
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1月 2025
㈱POTOS DESIGN OFFICE
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