設計相談でお越しのお客様 現在お住まいの地域が住みやすく景観も良いので 数か所を建設候補地として相談に来られました。 前向きに設計のご依頼をお考えのお客様には 土地選びのお手伝いをさせていただいております。 現地を確認 閑静な住宅街で近隣に緑や公園もありとても住みやすそうです。 その後市役所で法的な制限などを確認します。 土地資料とgooglemapから敷地と近隣の建物を入力し 土地の日当たりをシミュレーション 夏季に現地を見ても分かりにくい冬の日影を確認すると 南西にある福祉施設が、午後になると敷地を覆う日影を造ります。 あまり日射取得が期待できない土地である事がわかります。 市町村の情報サイトから防災マップを確認 利根川近接の地域の為 浸水想定区域である事がわかります。 他の候補地は日当たりはとても良好なのですが 防災マップ上の 家屋倒壊 (河岸侵食、氾濫流)のすぐ隣となっておりました。 行政に確認したところ防災マップの浸水想定区域は 千年に一度の大水害が起きた場合に 現在の都市計画から算出された災害区域で 必ず起こるとは言い切れないが 河川氾濫が起こった場合 概ね防災マップの想定通りに被害が出るとの事。 上記を踏まえ検討された結果 候補地を諦め 引き続き土地探しをされる事となりました。 温暖化の影響が大きいと思いますが 台風や局地豪雨などの自然災害が 想定外の状況で起こっている昨今 土地を購入するにあたり どんなに景観が良くても 危険な可能性がある地域はなるべく避けるべきだと思います。
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9月 2024
㈱POTOS DESIGN OFFICE
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